中国で電力不足、現地の水産加工を直撃 

2021年11月8日

 近年、散発的に発生している中国国内の電力不足問題が今秋はほぼ中国全土に波及し、地元政府からの度重なる電力制限要請で現地の水産工場の生産活動が制限される事態になり対応に苦慮している。南部沿岸部の水産加工場では「電力の供給がある週3~4日だけラインを稼働させるのが精いっぱい」(個人輸入商社)という声も伝えられ、中国加工品の調達環境の悪化が懸念されている。

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 今年は5月ごろから電力不足の兆候が出始め、秋に入ると発電用石炭の高騰などを背景に一気に対象範囲が拡大した。「計画停電などの措置は地方部ほど厳しい」(大手輸入商社)という。多くの工場は自家発電装置を動かし電力停止期間をしのいでいるものの「動かせるのは冷蔵庫、倉庫、事務所ぐらい。[....]