シラスウナギ一尾1821円に、社会実装に前進

2024年7月8日

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「社会実装に向けて大きく前進した」との認識を示した風藤部長

 水産庁は4日、東京・霞が関の農林水産省で2023年度まで7か年にわたり合計24億6000万円を投じて実施した「ウナギ種苗の商業化に向けた大量生産システムの実証事業」の進捗(ちょく)でメディア向け説明会を開いた。事業を受託していた水産研究・教育機構水産技術研究所シラスウナギ生産部の風藤行紀部長は「人工種苗は3年前(一尾3726円)から半減の、一尾1821円(天然種苗のこれまでの最高値は一尾約600円)を達成して、社会実装に向けて大きく前進した」との認識を示した。

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 近年の天然のシラスウナギ漁は低調続きで池入れ価格がキロ200万円超えが常態化。一刻も早く天然種苗に多くを頼らない環境整備が求められている。

 17年から進める人工種苗の大量生産システムの確立は、(1)産卵からふ化までの生産技術の開発(2)成長・生残の良好な飼料の開発(3)生産性の高い飼育水槽の開発(4)省力化に向けた自動給餌システムの開発(5)優良家系の開発(育種)-の5課題について産学官が連携して対応を図ってきた。[....]