サンマわずか1.8万トン/11月末水揚げ

2021年12月13日

 全さんま(八木田和浩組合長)は10日、11月末時点の2021年漁期のサンマ水揚げ状況を発表した。11月も遠方での操業を強いられたうえにシケにたたられた結果、水揚数量は1万7899トン(前年同期比34%減)と、2万トンを大きく割り込んだ。直近は終漁ムードを強めていることから、1950年の棒受網漁業本格化後の最低実績を3年連続更新することが確実になった。

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 11月4日に全国で今年初の4ケタ台となる1148トンを水揚げし、魚体も一尾120~140グラムと回復傾向だったことで、魚群が日本に近づく晩秋の巻き返しが期待された。

 しかし、主漁場は東経153度以東の沖合から動かなかった。漁業情報サービスセンター(JAFIC)の担当者は「親潮の勢いが弱い。三陸の沿岸に暖水塊が張り付くなど、暖水が北に入り込みやすい状況だった」と話し、サンマの好む冷水環境が近海にできづらかったこと[....]