【平成20年10月1日(水)】  

 燃油対策に総額600億円/20年度水産補正予算[政府閣議決定]

政府は9月29日、20年度補正予算案を閣議決定し、同日国会に提出した。
水産関係では7月末に打ち出された燃油高騰水産業緊急対策への追加措置として、省エネ操業実証事業費に550億円を計上、燃油高騰対策として総額600億円を盛り込んだ。
公共事業では今年2月の低気圧の高波被害復旧事業費などに152億円を計上した

 <創刊60周年特集/次へつながる一手>

[既成概念を壊す]
未利用魚を流通にのせて躍進する愛知・蒲郡の㈱プロ・スパー
[漁業者の挑戦]
“自立した漁業の将来像”を描き、孤軍奮闘する漁師
[女性部の力]
地先の資源を自分たちで加工・販売する新南陽マリンレディース

 食育おさかな学習会/魚食の素晴らしさを子供たちへ

大日本水産会主催の「食育おさかな学習会」が18日、千葉県の野田市立尾崎小学校で開かれ、1年生から6年生まで児童400人余りが参加。
絵画・標語部門の受賞者表彰のほか講演、料理講習、体験タッチプールなど、たっぷり魚を体験する1日となった

 サンマの町・女川を全国に発信/「おながわ秋刀魚収獲祭2008」

本州最大のサンマの町・宮城県女川町で5日、11回目となる秋刀魚収獲祭が開かれる。
水揚げされる新鮮なサンマ30㌧を大盤振る舞いする“サンマ尽くし”の多彩なイベントは、毎年6万人以上の人出で賑わう秋の一大行事として定着している
  自民党合同会議(9月29日開催)で、大日本水産会とJF全漁連は、来年度税制改正につき漁業用燃料の減免措置等を要望した
  マグロ流通最大手の東洋冷蔵が、長崎県対馬でクロマグロ養殖事業に参入。
地元漁協とも連携し、3年後に100㌧の出荷を目指す計画
  米国ベ海08/09シーズンのカニ割当(ADF&G発表、15日解禁)/
タラバは前年並み、オピリオは7.1%減少し増枠は見送られた
  政府の視察団一員としてアフリカ4か国を訪問した㈱アビーの大和田社長は、「各国にCASパイロット工場の建設が決まった」とアフリカでの協力について語った
  「食の信頼向上をめざす会(会長・唐木英明東京大学名誉教授)」設立総会/
9月29日、東京で開かれた設立総会には生産者、消費者、学識経験者、メディアなど約150人が参加、「食の安全情報」を受発信していくことを確認した
  <流通トピックス[サンマ]> 
漁本格化、サイズは140㌘中心
  <POS売れ筋品目ランキング[8月]ベスト100/生鮮食品(水産)>
  <POS売れ筋品目ランキング[8月]ベスト100/加工食品(水産)>

 

【平成20年10月2日(木)】  

 オホーツク海南部スケソウTAC、1万2000㌧増枠/水政審が期中見直しを答申

水産政策審議会第39回資源管理分科会が9月30日、東京・港区で開かれ、オホーツク海南部のスケソウの20年度漁獲可能量(TAC)を1万2000㌧増やすことを盛り込んだ、期中見直し案を原案通り答申した

 <創刊60周年特集 [次へつながる一手]>

[加工新時代に向けて] 元気に明るく取組む各地の加工業者を紹介/カネサン佐藤水産(北海道)/大興水産(宮城)/小松水産(茨城)/かねきう(茨城)/マルカイ(静岡)/マリンスター(広島)/マストミ(徳島)/長崎蒲鉾(長崎)
[団体トップに聞く] <斎藤洋平・全国水産加工業協同組合連合会代表理事会長>
<小谷公穂・全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会会長>
<守口 一・全国珍味商工業協同組合連合会理事長>
[加工研究] <インタビュー/石田典子水産総合研究センター主任研究員に聞く>
[加工新技術] 水産大学校の研究開発から
  農林漁業金融公庫など4つの政府系金融機関が統合され「株式会社日本政策金融公庫」が1日、発足した。
発足式で安居総裁は「農商工連携のマッチングなど、シナジー効果を発揮したサービスを提供したい」と挨拶
  マルハニチロホールディングスが1日、創業1周年を迎え、五十嵐社長は社内向けの挨拶で「21世紀のエクセレントカンパニー目指し共に前進しよう」と呼びかけた
  アキサケの来遊低迷で、新物国産イクラ相場が強気配。
関係者からは今後の需要減退を懸念する声も挙がっている
  <流通トピックス[マグロ]> 
出足鈍い三陸沖メバチ漁も今後に期待
  <北海道ワイド>
<鱗びと/村上征司㈱マキシム・アリマン代表取締役> 
フォアグラ風鮭白子を開発。道産食材の魅力を道内外へ
道南太平洋スケソウ刺網漁が解禁。TACの計画的利用をめざし、渡島・胆振管内は年内利用枠3万4000㌧に
  塩釜市魚市場で1日早朝、「三陸塩竈ひがしもの」の販売開始式が行なわれた。
「三陸塩竈ひがしもの」は初秋から年末にかけ三陸東沖で獲れる延縄物の生鮮メバチ。
市場ではブランド化の飛躍を願い鏡割りが行なわれた
  東京・池袋の宮城ふるさとプラザでは、1日の販売開始を前に9月30日、「三陸塩竈ひがしもの」試食会を実施。
メバチマグロの概念を一新するおいしさに、会場では感嘆の声が
  <インドネシアへの定置網技術移転に取り組んで㊤/ 東京海洋大学・アイシーネットプロジェクトチーム>
  「村張り定置網」で地域振興。資源管理の意識も醸成

 

【平成20年10月3日(金)】  

 米国向けホタテ輸出好調/8月は前年比2.4倍の1100㌧

米国向け冷凍ホタテの輸出が伸びている。
8月の貿易統計によると、当月は前年同月比2.4倍の1113㌧が輸出された。
平均単価は12%安のFOBキロ1510円、1月からの累計数量は前年同期比31%増の2808㌧となっている

 <創刊60周年特集[次へつながる一手]>

[輸入&輸出]  輸入は“買い負け”なお深刻化。勢いを増す輸出は世界に照準
[市場の魅力再発見] 市場流通の「中間マージン高い」は誤解/各地の市場から
  日本海高波浪技術検討委員会が結果取りまとめ/
二次被害を最小限にとどめるためフェールセーフの視点が重要とし、波消工の確保などを促す
  宮城県気仙沼市は市独自の漁船燃油費用の一部補填制度「気仙沼市漁船漁業経営安定化緊急対策事業」による第一回目の交付金265万円を初交付した
  8月のA重油価格(石油情報センター)/
小型ローリー納入の全国価格は121.3円となり、初の120円台乗せ
  “初ガツオ水揚げ日本一”を誇る千葉県勝浦市は1日、市制50周年記念式典を開き、一般市民を含む450人が参加して晴れの日を盛大に祝った
  <流通トピックス[サバ]> 
北欧、早い水揚げペースでも魚体回復せず
  <環境トピックス/マリンブルー21[20年10月号]>
インタビューシリーズ/映像ディレクター・久保嶋江美さん
季節を感じながら自然と向き合う。海も含め日本の原風景がみえることが大事
兵庫県、三重県から漁業環境保全活動の紹介
  JFあきたがハタハタの加工販売強化。
これはハタハタの資源回復を見越してその有効利用に先手を打とうというもの。
築地市場の合同展示会でも注目されていた
  水研センターは9月30日、東京・港区虎ノ門で「海洋環境変動とさかな・ひと」と題した成果発表会を開催、各研究者から最新の研究知見が報告された
  <海外漁業情報[825]> 
WCPFC北小委員会の結果について
  <インドネシアへの定置網技術移転に取り組んで㊦/東京海洋大学・アイシーネットプロジェクトチーム> 
氷見の漁業者と現地で指導。リーダーの有元教授は、今後の普及のためにもインドネシアで成功例を作りたいと意欲

 

【平成20年10月6日(月)】  

 根室海峡のアキサケ定置/陸網142か統が自主規制

北海道のアキサケ定置網漁が伸び悩む中、主力産地・根室海峡海区全域では、前期群の種卵確保のため、5日から10日まで6日間にわたる異例の自主規制に入った。
4年魚の再生産親魚確保のため、陸網142か統すべてが垣網を一斉に撤去。道も「英断と言える措置」と評価

 <創刊60周年特集[次へつながる一手]>

[漁場整備への挑戦/鼎談]
出席者:

漁場整備の推進が資源増大の決め手 
園田博之(衆院議員、自民党政調会長代理)
橋本 牧(水産庁漁港漁場整備部長)
大島 登(全日本漁港建設協会会長)
[地域活性化] “元気な離島”JF鳥羽磯部漁協の取り組み

 <TOKYO PACK 2008 開幕>

日本包装技術協会主催のアジア最大の国際包装展「東京パック2008」が、7日から11日まで東京ビッグサイトで開かれる。
テーマは「包装が はぐくむ環境 きれいな地球」、550社・2362小間の規模で国内外から約20万人の来場が見込まれる

 <“持続可能性”を実現するアラスカ水産業/ASMIの取り組み>

水産資源の長期的管理を可能にするため、世界で最も厳しい基準を設けているアラスカ水産業。
アラスカシーフードマーテティング協会(ASMI)の李成花日本代表にその取り組みを聞いた
  <インタビュー/自民党水産総合調査会長に就任した山本公一氏に聞く>
手取り増で漁業者の生産意欲向上を。自給率向上へ総合的対策必要
  日かつ漁協は3日東京で、マダガスカル共和国との漁業協定延長を締結、今回の調印ではアルゴスシステムが正式に認められた
  日かつ漁協の石川組合長は3日、マグロ延縄漁船にC重油を使うプロジェクトをスタートさせると発表。
また9月からアフリカ・コンゴでの通常の外地給油より2割程度安く補給できる体制を確立したことも明らかにした
  <マルハニチログループ創業1周年を迎えて> 
五十嵐勇二社長は「今後21世紀のエクセレントカンパニーを目指して頑張ろう」と館内放送で社員に呼び掛けた
  <ニュースの周辺> 
低海水温が影響し宮城養ギン成長率過去10年で最低。「想定外」を乗切る技術開発を
  <流通トピックス[サケ]> 
チリギン品薄続き3年ぶり600円台
  京浜急行電鉄は三浦半島沖の海洋深層水供給事業からの撤退を決めた。
公的支援もなく価格が割高で、地元の需要も少ないことから事業はわずか7年で頓挫した
  ニチモウは受注が増加しているUCネット(組紐無結節網)の仕立て能力増強のため、宮城県石巻市に巻網仕立て工場を新設、1日落成式が行なわれた

 

【平成20年10月7日(火)】  

 カナダ東海岸イーストカズノコ/最終2000㌧強へ減産、内販値上げ必至

カナダ東海岸イースト冷凍カズノコの生産は、昨年実績を大幅に下回りそうだ。
漁獲量から推定して北と南で2000㌧台前半が予想され、価格も現地に押し切られそうな雲行き、近く現物が到着するが、仮価格としてもあまりにも高く、商社筋は国内価格を打ち出せない事態に陥っている
  「鈴木俊一先生と語る会」/
水産政策協議会が5日、岩手県宮古市で開催。
地元漁業者ら150人を前に鈴木俊一水産総合調査会顧問は、「今こそ水産の長期グランドデザインを」と熱い思いを語った
  カナダBC州抱卵ニシン漁/
09年漁獲枠は前年並み1万1750㌧、休漁という最悪事態は回避の見通し
  JFみやぎは今期の鮮カキ初共販を14日に実施する。
末端の扱い意欲が強い中半月遅れのスタートで、販売や相場には少なからず影響が予想される
  人と海との共生を考えるシンポジウムが5日、岩手県宮古市で開かれ、参加者からは「里海保全活動では市民を巻き込み情報発信することが重要」と指摘があった
  石川県富来漁港で「震災復興新港概成式」開催/
県内初の施設として「海水交換型防波堤」「蓄養岸壁」がほぼ完成し、式典には森元首相も参加して、挨拶した谷本知事は漁協ブランドの商品力向上に期待を述べた
  <水産加工版> 
山長遠藤商店/「ぶり照り焼き」完全無添加仕上げ、他
  <㈱大水・業務部商品情報[10月]> 
戻りガツオ最盛期に、入荷量多く大型中心/旬のサバ、前年より入荷量増で大型
  「鯨と食文化を語る市民の集い」/
釧路市で3日開かれ、市民300人が参加。鯨食や捕鯨の歴史に関する講演のほか、クジラ料理試食会が行なわれた
  全国3位の生産量ながら知名度がいま一つの宮城産ホタテをPRしようと、JFみやぎはみやぎ生協5店舗で試食販売会を実施。
バター焼きが振る舞われた店内は予想以上の盛況となった
  <地域活性化と水産の再生③/歌手・タレントの大奈さんに聞く> 
京都拠点に活性化に貢献。歌で魚や野菜の普及を応援

 

【平成20年10月8日(水)】  

 食料自給率向上へ/国民運動FOOD ACTION NIPPONスタート

国産食材の消費拡大を通じて食料自給率向上を図る国民運動「FOOD ACTION NIPPON」が6日スタートした。
同日、推進本部も設置され、「“おいしいニッポン”を残す、創る」という理念のもと、現在の食料自給率40%(カロリーベース)を、27年度をめどに45%まで向上させる政府目標を掲げている
  スペインの養殖業者ら9社が来日/
“ヨーロッパヘダイ”など日本で知られていない高級養殖魚について、日本市場における販売の可能性を探った
  北海道日高管内さけ・ます増殖事業協会は6日、アキサケ再生産親魚確保の自主規制措置として、8~11日陸網の垣網を全面撤去することを決定
  米国DAP・Bシーズンの冷凍スケコ、28日から入札スタート予定。販売対象数量は1500㌧程度と見積もられる
  <インタビュー> 
淺川京子農林水産省消費・安全局消費者情報官に聞く/
食品の安全確保に努めるとともに、消費者側も食の理解を深めることが大事。食育の推進と「教育ファーム」の全国展開を考えている
  JF石川信漁連は6日、かなざわ総合市場内に統合金沢支店を開設/
金沢周辺6つの県漁協支所の信用事業を一括して担うもので、貯金残高45億円の新支店が誕生した
  今月1日に創設された観光庁は、観光圏整備実施計画について16件を認定、計画認定された地域で水産業などとの連携で活性化を図ろうという計画は9地域に及ぶ
  <水産関連機械版> 
アルス/電解次亜水生成装置「F・クローラ」
  <北海道ワイド>
道水産土木協会創立30周年/
札幌市内で3日、記念式典が催された。式典では植樹活動を展開する道女性連に苗木15000本が贈呈され、役員・技術委員等の表彰が行なわれた
道定置漁業協会と札幌消費者協会は「親子秋鮭料理講習会」を札幌エルプザで4日開催し、36組の親子が旬のアキサケ料理3品に挑戦
  釧路地域ブランド推進委員会は、第1弾の事業として「釧路ししゃも」のブランド化に乗り出す。
今年度は生シシャモのPRをテーマとし、地元での製品開発、消費拡大を図りたい考え
  おながわ秋刀魚収獲祭2008/
宮城県内外から6万5000人を迎え、5日開催された。
女川産サンマ30㌧が提供され、無料の炭火焼サンマのほか「秋刀魚汁」「つかみ取り」、格安販売など“サンマ尽くし”のイベントで賑わっていた

 

【平成20年10月9日(木)】  

 家庭の鍋料理、10年連続でおでんが1位/若い世代ではキムチ鍋が台頭

紀文食品が行なった「家庭の鍋料理調査2008」で、「昨年の秋冬に食べた鍋料理」「好きな鍋料理」でともにおでんが1位となり、調査地域を広げた昨年からも含め家庭の鍋料理として10年連続1位とおでんの人気ぶりが証明された形だ。
ただ「今年流行しそうな鍋料理」ではすべての世代でキムチ鍋が1位となるなど、若い世代を中心にキムチ鍋の浸透も目立つ
  マルハニチロHDはカナダ・クリアウォーター社との資本・業務提携を決めた。
この提携により同社は、オマールロブスター、ホッキ貝、アマエビなどカナダ水産資源の調達と販売力強化が期待されている
  JA北海道中央会、北海道漁連、北海道生協連による原油対策要請の署名運動は、目標の100万人を突破し9月末で終了した
  19年度スチール缶リサイクル率85.1%(スチール缶リサイクル協会)/
経済産業省のガイドライン水準を7年連続で達成。世界的な鉄鋼需要拡大を背景にスクラップ需要が高まり、高い水準を維持している
  今年3月発足した沖縄・泊魚市場有限責任事業組合の3~9月水揚げは、マグロを中心に4700㌧、28億3200万円と好調に推移。
燃油高のなか本土卸が沖縄からマグロを手当てする動きが加速
  日本食品衛生学会は第10回特別シンポジウム「冷凍ギョウザ事件にみる食の安全」を開催/
行政、企業、メディアがそれぞれの立場から取り組みを説明した
  セブン&アイ・ホールディングスとイオンが節約志向に対応した安売り業態を開発。
「ザ・プライス」(セブン&アイ)は生鮮・加工食品と日用雑貨を従来店より1~3割安く販売、イオンの「アコレ」も食品安売りの小型店で商品の3割をPB商品が占める
  水研センターのシンポジウム「アサリ復活に向けた研究開発の最前線」が6日、東京で開かれ、最新の状況報告の後活発な意見交換が行なわれた
  8月のサケ・マス類輸入/
ベニは搬入のピークを迎えたがヤマは低く、チリ産フィレー、北欧トラウトが増加
  <水産物市場月報[8月]から> 
主要産地市場における20年8月の水揚げ数量
  <水産物輸入実績(2008年8月)> 
中国サバ増加、台湾キハダなど減少
  北海道内スルメイカ水揚げは日高や函館地区が好調に推移。
9月末の累計2万㌧、前年同期比7%減でマイナス幅は縮小した
  10月3日(とお・さん)は「道産の日」として、北海道鮨商生活衛生同業組合は昨年から地産地消を促すイベントを実施。
今年は3~5日の3日間、道内246店が参加して道産食材を使った14種類の「道産巻」が提供された

 

【平成20年10月10日(金)】  

 混迷深まるイクラ商戦/原料の減産でなお上昇圧力

供給不足が深刻化していたイクラ商戦が、北海道のアキサケ不漁で一層混迷の色を深めている。
減産が動かし難くなった一方で、これまで国産の“ひとり歩き”抑止力になってきた北米輸入物だが、近年は東欧の需要増で買い負け状態に。
しかし最近の経済情勢急変で東欧の消費にブレーキがかかるとの予想も、北米在庫の行方がカギを握る

 <JF糸満漁協「糸満お魚センター」完成>

沖縄県最大の水産基地・糸満市に9月27日、「糸満お魚センター」がオープン。
沖縄ならではの多種多様な魚を販売するほか「うみんちゅのまち糸満」を全国に発信し、隣接する施設とともに新しいまちづくりの核施設として期待されている

 10月10日は魚(とと)の日/仲卸発、魚食普及運動の輪を全国に

全水卸組連が10月10日を「魚(とと)の日」と定め、仲卸主導の魚食普及活動を開始して3年目。
今年初めて東京・築地市場では、仲卸の団体・東卸と魚屋さんの団体・魚商とのコラボ企画が実現した
  大日本水産会20年度水産功績者を決定/
表彰されるのは山内静夫漁船保険中央会会長、石川泰久極洋専務取締役ほか32人で、表彰は11月26日に行なわれる
  日韓延縄漁業者当事者間協議が開催/
すみ分け条件で合意。今後は一定水域および期間で試験実施を行なうが、水域、期間は11月中旬にも少人数の会議で決める予定
  日本海さけ・ます増殖事業協会は8日、日本海中・南部の種卵確保のため、12日から無期限で自主規制を行なうことを決めた
  <流通トピックス[築地市場]> 
9月は冷凍魚が伸び、金額2%増
  JFいぶり噴火湾漁協の「早獲り」ホタテ生産は、約300㌧で終漁の見込み。
ここのホタテがシーズンの指標といわれるが、原貝は昨年を上回るキロ148円となった
  <インタビュー/越戸優・越戸商店新社長に聞く> 
前浜の強みを生かした商品開発を。商品の良さはデータで説明することで商品に対する信頼につながる
  <水産物輸出実績(2008年8月)> 
アフリカ向けサバが好調。サンマ、カツオは一服のもよう
  京浜急行、キリンビール、三浦市は8日、「三崎のマグロを応援し隊」結成イベントを開催。
11日~31日の間マグロMAP配布や特産品などのプレゼントキャンペーンを行い、三崎のマグロを盛り上げていく

 

【平成20年10月14日(火)】  

 米ベーリング海タラバ漁、15日解禁/内販は前年並みで成約か

現地15日から始まる米国ベーリング海タラバガニ漁を控え、早くも昨年を大幅に上回るドル価成約が取り沙汰されている。
大手パッカーの高値打診を背景に、5㌦を超える魚価が先走りし、別の大手パッカーが提示したC&F10.25㌦(ブラインバルク、1ポンド当たり)をめぐって駆け引きが行なわれているようで、一部関係者は部分的に成約したもようだと伝える。
ただ、最近の円高により円価コストは当初見込みより引き下げられ、昨年の内販と同水準のキロ2400~2500円台が主体となりそうだ
  アジア・日本初のMSC認証取得/
京都府機船底曳網漁業連合会は9月19日にズワイ、アカガレイでMSC漁業管理認証を取得した認定授与式が9日行なわれた。
ルパート・ハウスMSC最高責任者、山田京都府知事ほか多数の関係者が出席
  「魚(とと)の日」の10日、東京・築地市場では東卸、魚商主催の市場開放イベントが開かれ、トークや豪快な調理、大漁鍋の試食会が行なわれた
  ニチレイは子会社・ニチレイフーズを通じ、中国・煙台北海食品有限公司に5%出資することを決めた。
安全・安心への対応強化で、冷凍野菜の原料段階から調達先との連携をより強化しようとするもの
  第5回世界水産学会議/
今月20日から5日間、神奈川県横浜市で開催。
国内外の研究者や専門家が地球規模での水産業のあり方を探る会議で、基調講演のほか729題の口頭発表が行なわれる
  <ニュースの周辺> 
静岡県水産加工連は会員と一体で水産加工品の販売促進に取り組む
  農林水産省は国民の視点に立った行政の展開、組織の構築を目指し、今月2日「改革チーム」を立ち上げた。
11月中旬に中間報告取りまとめの予定で作業を進める
  <農林水産物・食品輸出オリエンテーション(農林水産省、道開発局主催)>
◇ドバイ、タイマーケット最新情報/Daisho(Thailand)Co.,Ltd.加藤秀樹氏
◇台湾マーケット最新情報/友士份有限公司(台湾)中村知義氏
  <吉野芳夫・日本アクセス社長が語る㊤> 
全方位型成長追及型の「次世代卸」へ挑戦。2010年売上げ1兆5000億円、経常利益率1%達成を目標に
  <㈱福岡魚市場営業推進部商品情報[10月]> 
最盛期の秋サバ、引合い強いが散発的な漁模様
  <札幌中央水産㈱商品情報[10月]> 
ホッケ、高値だが羅臼で最盛期/クロガレイ、オホーツクで大型主体、価格安定
  第16回北海道加工食品コンクール/
水産食品では優秀賞3点、奨励賞3点が選ばれ、来月5日のフェアで表彰が行なわれる
  日本水産はマリンコラーゲンを主成分としたドリンク「海麗(かいれい)」を15日から通販限定で発売/
4つの海洋性美容成分とビタミン4種を配合し、美容に関心の高い40才以上をターゲットにしている

 

【平成20年10月15日(水)】  

 シラスウナギ、現行輸出規制維持で合意/台湾の禁輸継続見通し高まる

水産庁は10日、「第3回ウナギ安定供給連絡会議」を開催し、12月~翌年4月まで日本のシラスウナギの輸出を規制する現行方針は維持することで合意。
この結果台湾の輸出禁止措置は今年度も継続される見通しとなった

 <漁港漁場漁村整備シリーズ/第60回全国漁港漁場大会特集―第1集>

全国漁港漁場協会が主催する第60回全国漁港漁場大会があす16日、東京・港区で開かれる。
今回も全国から関係者1500人が参加、漁港・漁場・漁村の総合的整備の必要性を改めて訴える。
21年度の水産基盤整備概算要求/
前年比11.4%増の1492億5100万円、このほかに100億円の非公共予算へのシフトがあり、これを加えた前年比は18.9%増
大会への国会議員政策提言/衆院議員23名、参院議員8名
  うおいち、大水の正月用蒲鉾加工食品展示会/
両社とも11日、大阪本場で開催。
ほとんどのメーカーが実質値上げを行ない、新商品は少なめでアイテムを絞り昨年実績を守ろうという姿勢がみられた
  日本水産は10日、中国の検査・分析拠点の設備などを増強する方針を発表。
食の安全・安心に対する需要の高まりを受け、検査対象の拡大や迅速化を図る
  紀文食品は21年正月商品として新商品10品、リニューアル品17品など157品を発表した。
今年はカマボコと伊達巻を拡充したほか、ハーフサイズも強化している
  JF由比漁協(静岡県)は、所属全漁船の全乗組員分のライフジャケットを組合負担で購入支給し、装着することを決定。
海難事故防止へ全国でも先駆け的取り組みとなる
  <吉野芳夫・日本アクセス社長が語る㊦下>
メガ卸への助走として西野商事と合併。システムの統合も順調に
  北海道の「売れる加工食品開発支援事業」/
開発された新製品の試食評価会が9日、札幌市内で行なわれ、消費者モニターら140人が試食。
水産関係ではホタテ、サンマ、コンブの加工品などが紹介されていた
  <㈱東海ボデー製作所の移動式超低温凍結低温コンテナー>
漁港や養殖場に移動・設置して水揚げした生鮮魚を凍結。
今まで処理が間に合わず鮮度落ちになっていた魚を、凍結魚として高鮮度のまま出荷できる
  沖縄県うるま市がJF勝連漁協などと共同開発した新商品「もずく餃子」が発表された。
総務省の地方応援プログラムを受けて開発したブランド化事業第1弾。
皮にモズクが練りこまれ、カロリーは従来品より3割カットされたヘルシー食品となっている

 

【平成20年10月16日(木)】  

 水産政策協議会、結束強化を確認/燃油高騰対策では支援策に感謝

水産政策協議会は15日、自民党本部で燃油高騰に関する会合を開催し、補正予算対策や省燃油操業実証事業状況、水産政策協議会の設立趣旨説明などを出席した水産議員らに報告するとともに、水産政治力結集に向け取り組んでいくことを確認
  北欧新物サバ、円高を背景に日本が一部買付け開始。
金融混乱でロシア向けが宙に浮く可能性もあり流れは日本優位だが、為替の変動で内販価格混乱も懸念される
  ICESは13日、来春バレンツ海で39万㌧のシシャモが漁獲可能と勧告した。
勧告を受けノルウェー、ロシア間で漁獲枠が決まれば、6年ぶりの本格操業再開となる
  サンマ水揚げ状況(10日現在、全さんま集計)/
前年同期並みの14万5586㌧、平均単価は10㌔値で1006円と100円高く、金額は146億4543万円と前年より約10%増
  道JF共済推進本部は8日、今年度1回目の全道推進協議会を開き、上半期実績を報告するとともに下半期の活動に向け地区会長の協力を求めた
  <冷蔵水産物流通統計(20年8月)>
月末在庫は1%増の115万2569㌧。冷サバ類などの入庫量は増えたが、冷スケソウスリ身落ち込む
サケ・マス在庫は10万㌧強の低水準。出荷が順調で6.2%減となった
  <北海道ワイド>
北日本漁業経済学会が石油高騰問題でミニシンポ/
生産者団体の立場から道漁連の渡部次長が「省エネ操業の推進」の要件緩和はじめ、省エネ機器導入事業の支援拡大など5項目を提言
洞爺湖サミット開催効果を生かし、北海道の活性化につなげようという道民会議が発足。
今月上旬には道庁でサミット展も開かれ、総料理長が道産食材を語るトークイベントも開催された
  <産地水揚げ動向(20年7月)>
冷カツオ、数量増・単価高続く。銚子ではサバ類が前年の10倍近くに
  JFみやぎの鮮カキ共販が例年より半月遅れで14日、スタート。
懸念された卵持ちはほとんど無く、良品主体でキロ1734円とまずまずの出足
  マグロ陸揚げ日本一の清水港で、12日「清水港マグロまつり2008」開催。
クイズ、ゲーム、試食、即売会など多彩なイベントに、昨年を上回る5万2000人が来場した
  マグロまつりに併せて清水駅前銀座商店街では、マグロ鉄火巻の長さ日本一に挑戦するイベントが行なわれた。
市民784人が310㍍の鉄火巻を巻き上げ、気仙沼の記録を2㍍上回って日本一の座を奪還

 

【平成20年10月17日(金)】  

 食害生物の価値向上など紹介/20年度磯焼け対策全国協議会

20年度の磯焼け対策全国協議会が14、15日の両日、農林水産省で開かれ、先進的な取り組みから成功事例、最先端技術などが紹介された。
協議会には全国の関係者やオブザーバー約250人が参加。改めて磯焼けに対する関心の高さがうかがえた
  マルハニチロとクリアウォーター社の資本・業務提携/
金融危機の影響を受け、今月末まで実施繰り下げとなる見込みとなった。
主要仲介役を果たしていたアイスランドのグリットナー銀行が国際金融危機によって国有化され、海外資産凍結になったため。国際金融危機の影響が水産業界にも及び始めた
  第60回全国漁港漁場大会が16日、東京港区で開催/
節目を迎える今大会は全国から約1500人が参加。
大会決議を全会一致で決め、終了後は関係省庁に決議内容の要請を行なった
  イオンは16日、JFいしかわ輪島支所と直接取引し、中部エリアのジャスコで毎月1回産地直送の鮮魚販売を行なうと発表した。
直接取引はJFしまねに次ぐもので、中部エリアでは初の試み
  農林水産省と日本農林漁業振興会は15日、20年度農林水産祭天皇杯を発表/
水産部門では第60回全国蒲鉾品評会で「なんば焼」が農林水産大臣賞を受賞した和歌山県の㈱たな梅本店が天皇杯に輝いた
  広島大学と科学技術振興機構はこのほど、「産学共同シーズイノベーション化事業」の一環として広島大の研究発表会を東京で開催。
干潟や水辺の環境改善をテーマとした発表が行なわれた
  水研センターなどは長崎県で大型二枚貝タイラギの養殖技術開発に成功。
今後実証試験を経て3年後をめどに実用化を目指す
  冷凍インゲン問題で冷食メーカー各社が戦略見直しを迫られる。
「意図的混入」行為まで視野に入れた対策が叫ばれ、消費離れから減産の可能性も
  <ホタルイカの発光メカニズム解明に取組む>
研究者は世界でも数少ないが、そのうち2人がノーベル化学賞受賞の下村脩元米ウッズホール海洋生物学研究所(MBL)上席研究員と寺西克倫三重大大学院生物資源学研究科教授。
寺西教授は「発光に関する研究は難しいし、解明してもお金にならない。だから手を出す研究者は少ないが、決着させたい」と語った
  <東京3市場8月取扱い> 
3.4%減の4万6543㌧、キロ単価は2.4%上昇。全般に漁模様が安定せず、数量の落込みが大きかった
  <POS売れ筋品目ランキング[8月]ベスト100/冷凍食品>
  <POS売れ筋品目ランキング[8月]ベスト100/冷凍食品(水産素材)>
  マルハニチロ食品は15日、食品開発展で「サケ白子由来のDNA-Naを中心とした食品、健康食品への応用」と題してプレゼン。
同社が独自に開発したDNA-Naが、老化抑制、脳機能改善などに効果が期待できると発表した
  静岡県浜松市の輸入卸㈱ブルーリンクが世界初のカナダ産養殖ギンダラを空輸し、来月中旬からフレッシュで販売開始する。
同社はタスマニアサーモンのブランド定着化に実績があり、同じくタスマニア産活鰻輸入でも注目を集めている

 

【平成20年10月20日(月)】  

 CCSBT年次会合、漁獲証明制度導入を採択/ミナミマグロ流通透明化へ

ミナミマグロ保存委員会(CCSBT)の第15回年次会合がニュージーランドで14日から17日まで開かれ、ミナミマグロに「漁獲証明制度」(CDS)を導入することを決めた。
蓄養物も含め、すべてにタグ表示を義務付ける形で、2010年1月1日から実施する。
ミナミマグロの蓄養場のリスト化も採択されており、ミナミマグロ流通の透明性が一気に図られることになりそうだ
  20年度補正予算が16日、国会で成立。非公共事業関係の水産予算額は、総額600億円の大型補正予算となった
  日韓民間漁業団体間協議が9、10日の両日、韓国・釜山で開かれ、浜田沖漁場で日韓双方が大規模な海底清掃を行なうことで合意
  価格交渉が難航していたモーリタニア産夏ダコに動きが見え、2000㌧が現地積み出し開始のもよう。
ぎりぎり年末商戦の玉となりそうだ
  全国アキサケ漁獲概要(水研センター、9月末)/
青森を除き低調なスタート、全体では昨年同期2割減の1589万6000尾
  全国漁港漁場協会が創立60周年/
16日の全国漁港漁業大会後に記念祝賀会を開催。
祝賀会には細田博之自民党幹事長も駆けつけ、祝辞では水産業・漁村をサポートする姿勢を強調した
  国土交通省・第2次「トラック輸送に係る燃料サーチャージ制導入促進対策」/
年末の輸送繁忙期に向け荷主・トラック事業者への働きかけを強化する
  <ニュースの周辺> 
セブンーイレブン・ジャパンと滋賀県は9月に「地域活性化包括連携協定」締結。
地元漁業者はオリジナル商品開発で、琵琶湖産水産物の消費拡大に期待を寄せる
  <築地市場、魚(とと)の日の風景/写真レポート>
築地市場は「魚の日(10月10日)」のある週を「築地市場食育ウィーク」として各種イベントを展開したが、最多のイベントが催された10日の様子をレポート
  <省燃油操業実証事業について/JF全漁連パンフレット> 
漁業者の疑問に答える目的で分かりやすく、図入りで解説
  <POS売れ筋品目ランキング[8月]ベスト100/水産缶詰(マグロ・カツオ缶)>
  <POS売れ筋品目ランキング[8月]ベスト100/ねり製品>
  ジェイトレーディングは14日、東京でノルウェー産養殖タラと豪州産ワインの試食・試飲会を開催。
日本市場での販売に向け、外食関係者、市場関係者らにアピール
  <各地で年末商品展示会>
◇静岡/15日に静岡市中央卸売市場で開催。出足は少々鈍く、景気の冷え込み感も
◇旭川/キョクイチと一印旭川魚市場の展示会が15日開催され、両社とも内食傾向の高まりに期待
  <海外漁業情報[826]> 
第13回ベーリング公海漁業条約年次会議(2008年)結果について

 

【平成20年10月21日(火)】  

 <海の恵みを未来につなぐ/ノルウェー持続可能な水産業[連載01]>

「水産先進国」と称されるノルウェー。
“持続可能性”を重視した、水産物の資源管理、衛生管理、品質管理のための組織体制と、それに携わる人々の熱心な思いがこの国の水産業を支えている

 <青森県漁船保険組合創立70周年>

「漁業者のための保険」を標榜しつつ、70年の歴史を歩んできた青森県漁船保険組合。
あす22日には記念式典も開催されるが、縁の下の力持ちとして青森県漁業を支えてきた漁船保険組合の足跡にスポットを当てた
  JFいしかわ輪島支所はイオンとの直接取引きで19日早朝、輪島港へ約20㌧を初水揚げ。
アジ、サバ中心の約700箱をイオンは浜値に10%乗せで買付け、中部8県・45店舗で一斉に販売した
  ベトナム税関当局の発表では、今年1~9月期水産品の対日輸出額は16.2%増の6億1000万㌦で、日本はEU(8億4600万㌦)に次いで2位
  北海道内アキサケ漁獲速報/
10日現在で尾数は前年比31%減の2185万尾、金額は19%減の302億7500万円
  <POS売れ筋品目ランキング[8月]ベスト100/惣菜類>
  <POS売れ筋品目ランキング[8月]ベスト100/水産缶詰(マグロ・カツオ缶以外)>
  「津軽海峡フェア」/
JF青森県ぎょれん販売が18~20日の3日間、群馬県館林市と大阪で開催。
館林ではスーパーとりせん、大阪ではスーパー光洋とタイアップし、生産者自らが販路拡大を目指す取り組みとして注目される
  先のミナミマグロ保存委員会に政府代表として出席した水産庁の宮原審議官が20日会見し、漁獲証明制度(CDS)の導入決定を報告。
「今後はミナミマグロに限らず、管理上問題があるものは買わない時代になるだろう」と述べた
  北海道水産会は17日、2009年の北方四島周辺水域における操業安全交渉の結果を公表。
先立って行なわれた政府間協議では協定の効力1年間継続を確認、民間交渉で漁獲量など操業条件は全面的に前年同様で妥結した
  <地域活性化と水産の再生④/中国からの大学院生・李美蘭さんに聞く>
魚を好む日本型食生活。北東アジアの経済共同体化に熱意

 

【平成20年10月22日(水)】  

 食料安全保障と持続的漁業の貢献シンポジウム

漁業問題を真正面から議論しようと、海の幸に感謝する会、大日本水産会主催の「食料安全保障と持続的漁業の貢献シンポジウム」が20日全日本会員組合本部で開かれた。
FAOの野村局長は講演の中で、日本の漁業管理の知恵と経験を国際社会で生かすよう提言。
漁業の重要性をもっと消費者にアピールすべきとの指摘もあった
  第5回世界水産学会議開会式/
「世界の福祉と環境保全のための水産業」をテーマに、21日神奈川県横浜市で行なわれた。
同会議は水産関連研究の振興などを目的に4年ごとに開催される国際会議で、関連イベントも含め24日まで開催される
  第19回全国水産加工品総合品質審査会(全水加工連)/
農林水産大臣賞3点、水産庁長官賞5点などを選出。表彰式は11月20日に行なわれる
  日本海北区のハタハタ資源回復へ、沖底とエビこぎ漁業も禁漁区拡大に合意。
資源状態の悪化を背景に、今年に限り禁漁区を拡大する意向を示した
  第46回水産煉製品特別研究会/
全蒲連は17日研究会を開き、食品産業センターの西藤理事長が講演。
講演で西藤氏は食の安全問題に触れ、メーカーのみに責任を負わす風潮に疑問を呈した
  <海外漁業情報[827]> 
日本・キリバス漁業協定について
  東京3市場8月のサケ・マス販売/
ギンザケが冷凍、塩蔵とも好調を維持するなど、主力商材が全体的に安定
  東京3市場8月の魚卵販売/
イクラは高値でも扱い増。スケコ、明太子は依然として低調
  マレーシアほか東南アジア各国の水産研究機関が共同で、遠海魚の生態に関する情報収集を開始。
背ビレに札を付けたアジやサバを釣ったら15リンギの報奨金を支払い、データを集めて生態分析に役立てる
  <流通トピックス[イカ]> 
沿岸、沖合とも漁模様回復
  <POS売れ筋品目ランキング[9月]ベスト100/加工食品(水産)>
  <POS売れ筋品目ランキング[9月]ベスト100/生鮮食品(水産)>
  バレンツ海のシシャモ漁が6年ぶりに解禁/
総枠39万㌧をめぐりノルウェーとロシアの漁獲枠交渉が妥結したもようで、日本向け生産増加にも期待
  <海の恵みを未来につなぐ/ノルウェー持続可能な水産業[連載02]>
漁業者、加工業者、科学者らが参加する「漁業規制委員会」で漁獲割り当てや規制を検討、参加した各業界が資源管理に責任をもつシステムになっている

 

【平成20年10月23日(木)】  

 カズノコ、原卵価格の高騰受け高値形成/景気後退感の高まりも逆風に

全水卸組連西日本地区塩干魚部業務部会が21日、大阪市で開かれ、塩カズノコ、棒ダラ、サケ、マス、カニなど主要年末商材の動向、対応を協議。
主力のカズノコについては「安い物が無い」のが実情、世界的な金融危機の影響で景気後退感も逆風となり、対応が難しい年末商戦になるとの見通し

 <商材シリーズ[エビ]> 世界のエビ産業に新潮目

米国市場は外食から消費減速の影響が出始め、輸入も鈍化してきた。ドル安も輸入にブレーキをかけるが、米国のエビ消費自体が上限に達したとの見方も
米国の消費減退で細くなったパイプ。どこも景気低迷で代替市場がないなか、生産国はどこへエビを送りこむか、価格設定をどうするか新たな対応を迫られている
生食系エビが軒並み値上がり、揃って値を飛ばしている。年内はこの相場を維持した展開となりそうで、流通各段階で厳しい販売環境に
  水産庁は20年度補正予算に組み込んだ「省エネ・効率型ビジネス連携緊急支援事業」の事業主体の公募を始め、早ければ来月にもビジネスプランの公募をスタートする
  JARPNⅡ/2008年度第2期北西太平洋鯨類捕獲調査の釧路沖調査が20日終了。
約1か月にわたる調査でミンククジラの捕獲頭数は50頭、発見数は108群110頭だった。
今後、ミンククジラの摂取生態、回遊実態など分析する
  イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故の海難審判が結審/
補佐人はあたご側の主張を崩さず、衝突の主因は清徳丸の右転であると指摘し、またあたご側が事故後に再発防止策を講じていることから、勧告するまでもない旨の裁決を求めた
  <㈱うおいち商品情報[11月]> 
カマス、長崎の巻網物が順調入荷
  北西太平洋海域における公海底魚漁業管理に関する第5回政府間協議/
水産庁が21日、結果を公表。対象海域を北緯20度以北の北太平洋全体に拡大、対象魚種も拡大する方向で暫定合意
  日本貿易振興機構(JETRO)はこのほど、「ジェトロアグロトレードハンドブック2008」を発行。
日本の主な輸出入農林水産物78品目について貿易概況、国内需給動向、海外52か国での動向をまとめている
  <海の恵みを未来につなぐ/ノルウェー持続可能な水産業[連載03]>
バイヤーに対する漁業者の立場を守り、市場価格の安定化を図ることを目的に漁業者が販売組合を組織。
水揚げ前のネットオークションで売買されるシステムにより、魚は高鮮度のまま広範囲に流通する
  小田原鈴廣は今年も新年紅白カマボコ「御蒲鉾『一(はじめ)』」を限定300組販売/
掛け紙は太鼓奏者の林英哲氏による「一」の字が書かれ、価格は1万8000円

 

【平成20年10月24日(金)】  

 日韓漁業問題懇談会開く/日韓漁業振興対策の後継事業創設など要望

日韓漁業問題懇談会が23日、兵庫・鳥取・島根3県日韓暫定水域対策協議会の漁業者代表と3県の知事、副知事らが出席して東京で開かれた。
3県協議会などは暫定水域における漁業秩序と資源管理措置の確立のほか、21年度で終了する日韓基金による漁業振興対策事業の後継事業創設など要望。
また交渉の組織見直し検討も提案された

 釧路にシシャモシーズン到来!!/おいしく貴重な「道産子」資源

シシャモは道太平洋沿岸にしか生息しない北海道特産種とされており、釧路管内は道内生産量の4~5割を占める主力産地。
最近では地元漁協や関連団体の連携により生食の推進、ブランド化の動きも活性化している。旬を迎えたシシャモにスポットを当てた
  韓国船の重点取締り/
水産庁は23日、わが国EEZ内での韓国漁船による違法操業撲滅のため、来月から実施すると発表
  全国サンマ水揚げ状況(20日現在、全さんま調べ)/
数量2%増の18万263㌧、金額9%増の166億5596万円。魚体は急速に細くなり、150㌘アップは全体の約2割
  <北海道ワイド>
<鱗びと/貫田桂一「ヌキタ・ロフィスド」代表フードディレクター>
この秋、農水省から道内初の「地産地消の仕事人」に選ばれた。生産者に対しては「産地特性」の追求が不可欠と訴える
大規模石油・天然ガス開発事業「サハリン2プロジェクト」/
道漁業環境対策本部と道漁連が初のサハリン視察。サハリン・エナジー社や州政府に油流出対策などを要請した
北海道の経済自給率は76%/10年前は79%で、ここ10年で3%落ち込む
  <流通トピックス[ホタテ]> 
玉冷、小型中心の扱いに
  <産地水揚げ動向(20年8月)> 
サンマ水揚げ量、前年比4%減。根室と釧路で卸売価格差が78円に開く
  全水卸組連西日本地区塩干魚部業務部会年末商材見通し/
棒ダラは前年比8割の供給量、アキサケは高値継続、輸入ズワイガニは前年並みの供給となる見込み
  <海の恵みを未来につなぐ/ノルウェー持続可能な水産業[連載04]>
高い鮮度管理技術と資源への意識。品質管理のため船倉は満載にせず帰港、乗船日数は年間140日ほど

 

【平成20年10月27日(月)】  

 補助事業の申請を簡素化/農林水産省とりまとめ

近藤基彦農林水産副大臣をリーダーに、補助事業の手続き簡素化を検討してきたプロジェクトチームが24日、改善策を取りまとめた。
農林漁業者らが自ら申請を行う72の補助事業を対象に見直しを行ない、水産では21事業で簡素化を実現した
  <インタビュー/近藤基彦・農林水産副大臣に聞く>
必要な補助事業を的確に反映させるため、申請の分かりやすさを追求。今後も利用する人の声を聞き改善したい
  「全国遠洋沖合いかつり漁業協会」が発足/
全国沖合いかつり漁業協会と全国大型いかつり漁業協会が統合し、31日に発足総会が開かれる。
新会長には川口恭一漁業情報サービスセンター会長、新専務には両協会の顧問である石原英司前大日本水産会専務が就任の見通し
  「21年漁期TAC設定に関する意見交換会」開催/
水産庁で24日、マアジ、マイワシ、スルメイカについて「TAC制度の課題と改善方向」の指摘に基づいて初めて開かれたもの、特にスルメイカで活発な議論が展開された
  「漁業者のためのライフジャケット着用推進ガイドライン」
水産庁は23日、ガイドライン作成を発表。
2500部を全国の漁協、都道府県に配布し、ネット上からのダウンロードも可能
  <ニュースの周辺> 
スケソウスリ身の確保難と価格高騰が続く中、長崎蒲鉾組合では低・未利用魚のスリ身実用化に独自に取組み、ねり製品メーカーの経営安定化へ成果が期待されている
  駿河湾サクラエビ秋漁/
10月27日晩から12月27日朝まで行なわれ、60か統、120隻が出漁する
  <流通トピックス[関西市場]> 
サバ、生鮮・冷凍・加工とも増加
  <POS売れ筋品目ランキング[9月]ベスト100/冷凍食品>
  <POS売れ筋品目ランキング[9月]ベスト100/冷凍食品(水産素材)>
  「EAT JAPAN In Tokyo Marunouchi」(国産農産物消費拡大月間ビッグイベント)開催/
23日のオープニングセレモニーには石破大臣も出席し、その後「FOOD ACTION NIPPON」のシンボルマークも発表
  「台湾産うなぎ親善大使」にタレントのインリン・オブ・ジョイトイさん/
「台湾産ウナギ秋の土用丑の日フェア」に向け、関連団体が24日に親善大使の発表と任命式。
台湾出身のインリンさんが任命証と任命タスキを受け取った
  <海の恵みを未来につなぐ/ノルウェー持続可能な水産業[連載05]>
高度成長を遂げる養殖産業。環境への配慮を最重視し、厳格な検査体制で
  <水産テクノ情報/マルチファンクションナビゲーションギア「NavNet 3D」>
海底を三次元映像で表示するPB用最新舶用機器。将来は漁業分野での活用も
  ニチモウ21年3月期連結業績予想/
水産物など好調で、前回の損失予想から経常益3000万円の黒字に修正

 

【平成20年10月28日(火)】  

 道内アキサケ来遊尾数、8年ぶりに最終3000万尾台か/4年魚が予想の半分

今年度のアキサケ来遊尾数は、このまま推移すると予想の5063万尾を大きく下回り、3000万尾台半ば前後に終わる見通しだ。
14年度以降5年連続で5000万尾を上回る高水準を維持してきたが、一気に8年前の水準までダウンするという厳しい予想に
  焼津市場の加工用冷凍カツオ相場が10月に入り大幅下げ。
国際相場の指標となるタイ国・バンコクの下げに連動したもので、先行きが読めずセリは様子見買いとなっている
  <ぷろふいる>農林水産事務次官に就任した井出道雄氏
国民の視点に立った改革具体策を検討中。他省庁との連携もますます重要に
  日本地域学会第45回年次大会/
25-27日の3日間函館市で開催され、約260人の研究者が参加して研究報告
  「農山漁村(ふるさと)地域力発掘支援モデル事業」が本格スタート。
特産品開発や伝統文化復活の活動などを国が直接支援する事業で、5か年計画で実施される
  <主要漁船造船所工事概況[平成20年10月20日現在]>
  <漁船建造許可[平成20年8月許可]>
  <鋼製漁船竣工一覧表[平成20年8月]>
  <FRP漁船竣工一覧表[平成20年8月]>
  <都内冷蔵倉庫庫腹利用状況[平成20年8月]>
入庫量は23万5883㌧に。保管残高は依然50万㌧台
  <流通トピックス[カキ]>
経済不安、高気温などで出足の消費いま一つ
  <水産食品の安全・安心シリーズ[54]/消費者の要求に応える衛生・品質管理へ>
「コンプライアンス経営からCSR経営へ」と題し、脇田雪印乳業㈱常勤監査役が食中毒事件当時の様子を踏まえながら講演
今年6月、5年の延長が決まったHACCP法改正のポイントを紹介
  「食料安全保障と持続的漁業の貢献シンポジウム」開催/
野村FAO水産養殖局長が講演し、パネル討論には漁業者から消費者代表まで参加
  JFみやぎは25日、漁場監視船「りあす」の竣工披露式を行い、関係者約120人が出席して密漁撲滅に期待を寄せた
  <海の恵みを未来につなぐ/ノルウェー持続可能な水産業[連載06]>
給餌量は自動調節する徹底管理のトラウトづくり。多雨という自然条件も追い風に
  <インタビュー/村山雅昭・山菱水産㈱新社長に聞く>
主力のマグロ部門では高付加価値製品が伸びている。今後は事業領域を広げ、24年に売上げ100億円を目指す

 

【平成20年10月29日(水)】  

 マグロ市況、冷メバチの本数増加/冷え込むマーケットの活性化に期待

東京・築地市場の主力である冷凍メバチマグロ40㌔上の下値相場が30円下方修正され、キロ770円をつけて2週間。
それから4日後には750円に下げ、上場本数も増加の傾向。
小売の現場では一時的に買いやすい価格になることが予想され、冷え込む冷マグロ市場の活性化に期待がかかる

 <漁港漁場漁村整備シリーズ/第60回全国漁港漁場大会特集―第2集>

今月16日、東京港区で第60回全国漁港漁場大会が開かれた。
1500人が参加した大会では沖合域の直轄漁場整備などを決議し、大会終了後は関係省庁に要請活動を行なった。
また記念祝賀会には自民党の細田幹事長らも駆けつけ、関係者約250人が出席して協会の節目を盛大に祝った
  「青森ほたてキャラバン隊・出前講座」結成/
JF青森漁連などが小学生を対象に、ホタテの魚食普及と漁業の実情を理解してもらうため組織。
ビデオや体験談による授業のほか、蒸しホタテカレーの給食も提供し、将来の地産地消を目指す
  北海道漁連20年度上半期取扱高/
主力の販売事業は5%減の1313億円。アキサケなど主力魚種の落込みが響く
  配合飼料・養殖魚販売の松浦水産はこのほど、冷凍養殖餌料を担保に地元の親和銀行から5億円を上限に融資を受けるABL(動産担保融資)の契約を締結。
親和銀行が県内企業とABL契約を結ぶのは今回が初めて
  <関西版>
去る9月、日本初・アジア初のMSC認証を取得した京都府機船底曳網漁業連合会の認証授与式がこのほど京都市内で行なわれ、ハウズMSC最高責任者、山田京都府知事らも出席して認証取得を祝った
  <POS売れ筋品目ランキング[9月]ベスト100/水産缶詰(マグロ・カツオ缶)>
  <POS売れ筋品目ランキング[9月]ベスト100/ねり製品>
  農林水産省改革チーム「第1回有識者との意見交換会」/
猪瀬直樹氏(東京都副知事)は地方農政局の即刻再編を強調し、數土文夫氏(経済同友会農業委員会委員長)は役所にも監査制度を導入すべしとの意見を述べた
  <海の恵みを未来につなぐ/ノルウェー持続可能な水産業[連載07]>
ノルウェー最大のスモークトラウト製造会社、レロイフォッセンの加工場では衛生管理が徹底。
製造工程は機械化され、生産履歴も明確になっている

 

【平成20年10月30日(木)】  

 <混迷する水産貿易/円高狂騒曲㊤>

このところ円の動きが慌しい。各国通貨が軒並み下落する中、比較的安定している円が急浮上した格好だ。
水産貿易を眺めてみると、輸入は一見“買い負け”解消とも映るが、国内市場の冷え込みで積極的には買えない環境にある。
輸出では先行きがまったく不透明。為替の乱高下にあおられ貿易担当者はいま、萎縮してしまったかに見える。

 <創刊60周年特集[次へつながる一手]>

水産庁、大日本水産会、JF全漁連がこのほど、「漁業者のためのライフジャケット着用推進ガイドライン」を作成した。
安全な漁業の実現に向け、内容は分かりやすく、用途別に編集され、ダウンロードも可能になっている。
今回作成されたガイドライン概要と着用推進に向けた各団体の取り組みを紹介
  マルハニチロとクリアウォーターシーフーズ社の資本・業務提携が白紙撤回/
提携発表直後に起こったアイスランド・グリットニル銀行の破綻・国有化とその後の国際金融収縮のあおりを受け、計画断念に至ったもの
  ニチレイ21年3月期第2・四半期決算/
利益率が大幅に改善。水産事業の利益率改善が全体の増益に寄与した
  北米スジコの減産/
業界筋が地域別・パッカー別に集計した数字では、アラスカ全体で塩蔵1300㌧台、記録的な減産となっている
  <流通トピックス[サンマ]> 
輸出向け、急激な円高で停滞
  <北海道ワイド>
日本地域学会第45回年次大会開催/
日本地域学会が初めて函館市で開かれ、27日には「地域における学の集積と多様な連携-地域振興のために、産・学・官・民が意識しなければならないことは何か-」をテーマにシンポジウムが開かれ、研究者、市民ら約160人が基調講演と総合討論に耳を傾けた
  第15次北西太平洋鯨類捕獲調査副産物販売/
前年とほぼ同量の扱いで、市販用価格は6.1%値上げ。
また今回は土産・分譲品の取扱についても報告し、鯨肉は共同船舶が一括購入・管理して下船後各乗組員あて送付する
 

<海の恵みを未来につなぐ/ノルウェー持続可能な水産業[連載08]>
独立した権限をもち食品の品質・衛生管理を行なう食品安全局。
ノルウェーの食品管理基準は世界のマーケットが認める厳格なものとなっている

 

「森・里・川・海自然再生フォーラムin築地」開催/
25日、築地市場で初の環境フォーラムが開かれ、150人の参加者は各地の自然再生活動と築地の魚との関係を学んだ

 

【平成20年10月31日(金)】  

<混迷する水産貿易/円高狂騒曲㊥>

円高差益をどの程度享受できるかというと、実際その影響力は小さい。
担当者は為替の乱高下により生じる商品価格差を懸念して疑心暗鬼となり、「買えない、売れない」状態となっている。
逆に海外の魚食拡大で輸出を伸ばしつつあった地方にとって、最近の円高は逆風だ。
輸出されずに国内冷蔵庫に溜まりだした在庫が、浜値暴落や安値の国内還流に繋がりかねないとの見方も強まってきた

 <商材シリーズ[漬魚・煮魚・焼き魚]>

業務筋の伸びの背景には和食人気と健康志向がある。
家庭で調理するケースが減ったことから、特に惣菜売場での人気が高い。
家庭用は需要に一服感があるが、外食、給食、介護食などの利用が増え、業務筋マーケットはまだ裾野が広がりそうだ
メーカー動向/魚久、ヤマヘイフーズ、松岡水産、阿部長商店、シーボーン昭徳、他
原料動向/原料魚、軒並み値上がり。海外での漁獲規制や漁獲不振、各国での内需拡大の影響を受け、対日供給量の減少、価格上昇につながっている
  <どうする日本の食料安全保障/井出道雄農林水産事務次官に聞く㊤>
日本も食料問題を考え直す時。国内資源を最大限に活用し、生産力を高める
  既報の通りマルハニチロHDとクリアウォーター社との資本・業務提携は、グリットニル銀行の経営破綻により解消されたが、今後の関係について両社は、既存の水産物取引は取り組みを強化し、市場沈静化後の提携再検討に含みを持たせた
  第7回全国漁港漁場整備技術研究発表会/
宮崎県で30日開催され、幅広い技術や全国の活動が紹介された
  日本海のスケソウ資源調査結果/
全体の産卵群の分布は過去最低の4万7000㌧と推定。
主力の檜山海域は昨年の半分程度で、漁期前半の低迷が予想
  焼津市「小川港さば祭り」が11月1日開催/
「小川のさば」を広くPRし、サバの魚食普及と消費拡大を推進する催しで、今年は1日に合併する焼津市と大井川町の合併記念行事としても位置づけられている
  水産物輸入統計[9月]/
ベニザケ、ハリバット増加、メバチ、スケソウスリ身減少
  水産物輸出統計[9月]/
サバ類は昨年並みを維持し累計10万㌧超となったが、全体では1割近く減少