【ととけん】2019年4月問題
Q1.アサリのむき身の汁をご飯にかけた東京の下町の郷土料理は、隅田川より東のかつての貝の産地で誕生しました。しょうゆ仕立てと、炊きこみごはんタイプのものがある、この下町の味を選びなさい。[2018年(第9回)3級(初級)から出題]
?いがいめし
?きらすまめし
?深川めし
?はらこめし
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【解答】?深川めし
【解説】アサリのむき身の汁をご飯にかけた「ぶっかけめし」と、アサリを炊きこんだ「炊きこみご飯」があり、どちらも「深川めし」と呼ばれる。かつて深川の漁師たちが仕事の合間に食べる賄いめしであったぶっかけめしが現在の深川めしのルーツとされており、その後、手軽で簡単な食事として屋台や一膳飯屋でも出されるようになったことで、一般の人々にも広まった。一方、アサリを入れた「炊きこみご飯」もお袋の味の深川めしとして広く普及していった。?は鳥取県、?は大分県、?は宮城県の郷土料理。
Q2.日本各地で春先に産卵のために川を上ってくるこの魚を、「四つ手網」などですくいとります。ちらしずしや茶わん蒸し、天ぷらに吸いもの、いずれも魅力的ですが、やはりのどごしのいい踊り食いは絶品。ハゼの仲間のこの魚を選びなさい。[2018年(第9回)2級(中級)から]
?イカナゴ
?キビナゴ
?シラウオ
?シロウオ
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【解答】?シロウオ
【解説】福岡市の室見川や萩市の松本川のシロウオ漁がよく知られているが、北海道から九州まで全国各地の早春の風物詩だ。よく間違えられる?シラウオ(白魚)はサケの仲間で、秋から春が旬。シロウオ(素魚)はハゼ科の春魚で体長5cmほど。シラウオよりもひと回り小さく、体は茶を帯びた透明。卵とじや酢の物など食べ方はさまざまだが、踊り食いはシロウオならではの楽しみ方だ。生きたまま器に移して酢じょうゆをかけ、ピチピチと口の中で暴れるのを、のどに流し込む。
Q3.高知県では年に一度、ある魚の稚魚を肴に酒の飲みっぷりと早さを競う催し物が開かれます。催事名にも使われるこの魚の成魚を選びなさい。[2012年(第3回)1級(上級)から出題]
?アナゴ
?ウナギ
?イワシ
?アイゴ
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【解答】?イワシ
【解説】高知県ではイワシの稚魚を「ドロメ」と呼び、このドロメの大漁を祈願する「どろめ祭り」が香南市(旧香美郡赤岡町)で毎年4月に開かれる。ドロメを肴に酒の飲みっぷりと早さを競う祭り。62回目となる今年(2019年)は4月28日(日)10:00?15:00に開催予定。アナゴの稚魚はノレソレ。アイゴの稚魚スクを塩漬けにした「スクガラス」という珍味は、沖縄名物。
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