【ととけん】2018年4月問題
Q1.岐阜の長良川に今も続く“鵜飼”は、鵜匠が10羽ほどの鵜をたくみにあやつり、かがり火に寄ってくるある魚をとる夜間の漁です。鵜飼でとられる魚を選びなさい。[2012年(第4回)3級(初級)から出題]
?アユ
?イワナ
?フナ
?マス
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【解答】?アユ
【解説】長良川の鵜飼は毎年5月11日から10月15日まで行われる。およそ1300年前から続く伝統的な漁で、鵜匠は日本で唯一、宮内庁式部職鵜匠の地位を授けられている。とれた鮎は皇室へ献上されるのはもちろんのこと、伊勢神宮や明治神宮にも奉納される。鵜匠の「ホウホウ」という掛け声や舟べりをたたく音は“日本の音風景百選”に選ばれている。
Q2.ヤマメが河川に残り一生を淡水で暮らすのに対し、この魚はもとはヤマメと同じ魚ですが海に降りて体色が銀色に変化します。山形県の春告げ魚と呼ばれるこの魚を選びなさい。[2011年(第2回)2級(中級)から]
?アメマス
?サクラマス
?サーモントラウト
?ベニザケ
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【解答】?サクラマス
【解説】沿岸や河川で漁獲されるサクラマスは山形県庄内地方の春の風物詩で、秋の産卵に備えて桜が咲くころに遡上を始める。マス類の中で最も美味とされ、4月から5月には2kg前後のものが獲れる。庄内の春祭りにはサクラマスが食される。イワナが海に出るとアメマス、ヒメマスが海に出るとベニザケ、ニジマスが養殖されて改良されたものがサーモントラウト(商品名)である。
Q3.この魚介の群れの到来は瀬戸内の春の風物詩です。神戸、播磨地方の郷土料理“くぎ煮”はこの魚介を甘辛く炊いたもので香ばしさがあり、ご飯に合います。この魚介を選びなさい。[2011年(第2回)1級(上級)から出題]
?飯蛸
?鯊
?玉筋魚
?白魚
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【解答】?玉筋魚(イカナゴ)
【解説】何の魚の子かわからず「いかなる魚の子なりや」とたずねたことが名前の由来。くぎ煮は玉筋魚が“折れくぎ”のように“くの字”に曲がり、煮詰められ茶色をしていることから付けられた名前。
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