【ととけん】2018年6月問題
Q1.キリリとした顔に、銀色に輝く姿が涼しげで夏を代表する白身といわれるのもうなずけます。洗いや刺身がたまらない、この出世魚を選びなさい。[2017年(第8回)3級(初級)から出題]
?カンパチ
?ギンザケ
?スズキ
?マカジキ
A.答えを見る
【解答】?スズキ
【解説】夏魚といえば、風格といい、味といい、右に出るものはいないといわれるスズキは成長につれ、コッパ(幼魚)、セイゴ(15?18cmほどの1歳魚)、フッコ(35cm前後の2?3歳魚)、スズキと名前を変える出世魚で、成魚は60cmを超え1mにもなる。夏の白身魚としては、繊細かつ淡泊で、タイやヒラメをもしのぐ味とも。
Q2..静岡で首の太い魚を意味する「クシロ」と呼ばれるこの魚は雑食でも知られ、みかんがエサでも釣れることに由来して「ミカンクシロ」ともいわれています。関西では「グレ」と呼ばれるこの魚を選びなさい。[2013年(第4回)2級(中級)から]
?シログチ
?ベラ
?メジナ
?ムラソイ
A.答えを見る
【解答】?メジナ
【解説】「クシロ」と呼ばれるのは“クシ(首)ロ(魚の意味で「オ」「ウオ」の転語)”に由来する。“梅雨メジナ”といって産卵後に荒食いする梅雨時が釣期だが、食べ頃は冬。動物性のものをエサとしている夏場に比べて、主食を海藻に切り替える冬場は臭みもとれて脂がのり、食味がよくなる。」
Q3.小型底引き網が盛んな瀬戸内海沿岸でよく見かけるこの魚は、全長10cm程ながら大きな目と口が特徴で、中骨ごと揚げたかき揚げなどで親しまれています。ネブト、ハリメ、ジャコなどの地方名を持つこの魚の標準和名を選びなさい。[2012年(第3回)1級(上級)から出題]
?ウマヅラハギ
?ハコフグ
?テンジクダイ
?ネズミゴチ
A.答えを見る
【解答】?テンジクダイ
【解説】漢字で天竺鯛と書くテンジクダイは全国に広く水揚げされている魚ではないが、地方名が多いのは産地で親しまれていることを物語る。ネブト、イシカベリ(広島県尾道市)、ハリメ(愛媛県)、テングツジャコ(山口県宇部市)といった瀬戸内海沿岸のほかにもイシモチジャコ(高知県)、イシガシラ(熊本県)、ブンブンジャコ(和歌山県)など産地ごとにユニークな名を持つ。
-
▲ページトップへ