【ととけん】2017年12月問題
Q1.伊豆・稲取で多く獲れるこの深海魚は、地元の祝い膳やもてなし料理に欠かせません。目が大きく赤い体色の白身魚で、冬に脂がのっておいしいこの魚を選びなさい。[2010年(第1回)3級(初級)から出題]
?カジカ
?キンメダイ
?アカムツ
?キチジ
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【解答】?キンメダイ
【解説】伊豆の近海ではキンメダイが多く獲れ正月時期には、そのやわらかい身から姿煮などが祝宴を飾る。きれいな朱色のため祝い事に使われるがタイとは別の種類。
Q2.年明けの築地市場のマグロ初競りに劣らず築地の市場人たちを沸き立たせる寒ブリはまさに師走の千両役者。夏から秋に北海道沖まで上った寒ブリは日本海を回遊南下し、12月初めから北陸で水揚げされます。佐渡や富山湾で寒ブリを獲る大敷き網という漁法を選びなさい。[2013年(第4回)2級(中級)から]
?引き網
?流し網
?定置網
?はえ縄
A.答えを見る
【解答】?定置網
【解説】回遊魚を獲る主な漁法は巻き網、刺し網と定置網。定置網は魚群が網に入ってくるのを待つ江戸時代からの伝統的な漁法で、佐渡や富山湾では北陸特有の冬の雷鳴とともに大敷き網という大型の定置網を使う。富山湾に入った寒ブリは氷見や七尾で水揚げされる。やや南へ下って福井あたりでは巻き網で獲る。
Q3.茶色のボディーに淡い緑色の縞模様、そして赤い足と見た目はかなりビビッドなエビです。徳島ではひと回り大きくなる冬場が旬で、お節料理にも使われます。徳島でアシアカと呼ばれるエビを選びなさい。[2015年(第6回)1級(上級)から出題]
?ウシエビ
?ガスエビ
?クマエビ
?サルエビ
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【解答】?クマエビ
【解説】標準和名はクマエビ。大型のクルマエビの仲間で茶色の体色に淡い緑色の縞模様があり、赤い足が特徴。熱を通すと赤の発色が強くなる。主な水揚げ港は、津田港(徳島市)、小松島港(小松島市)、椿泊漁港(阿南市)など。稚エビは湾内のアマモ場で育つため、アマモ場はさしずめアシアカの保育園である。サイズがひとまわり大きくなる冬場が漁の最盛期、お節料理などの需要も増える高級エビ。刺身や塩焼き、殻付きのままゆでるなど、いずれもアシアカの風味が引き立ち非常に美味。
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