SPOT/新谷真寿美クニヒロ社長、カキ特化で光る

2019年12月24日

クリックで画像を大きく表示します

「食べ方提案など情報発信していければ」と抱負を語る新谷社長

カキ取り扱い最大手のクニヒロ?(広島県尾道市)は8月29日付で、川?育造社長が代表権をもつ会長となり、新谷真寿美副社長を代表取締役社長とする新執行体制に移行した。就任から4か月ほどが経過。3年前に取締役に就任してから社長就任を想定して準備をしてきたこともあり、大きな戸惑いはないとのこと。「日々、自分の成長が感じられるのが楽しい」と多忙さも前向きにとらえている。

 新谷姓だが川?会長の次女で、2003年日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)卒業後して4月にオタフクソース?入社、購買・資材調達の担当などを経て14年4月にクニヒロへ。16年9月取締役、17年8月専務取締役、18年9月副社長に就任していた。

 就任時、幹部社員に会社の方向性として今年掲げた「カキに特化した総合食品メーカー」として業界をリードしていくとする10年ビジョンについて、「達成のためには取り組んでいかなければいけないことが多く、皆さんと一緒にやっていきたい」とあいさつ。会長の進めてきたトップダウンの組織運営でなく、「幹部社員らで一丸となって組織をまとめ進めていきたい」と新しい方針表明した。[....]