NEWREP?NP沖合調査が終了、日新丸が仙台入港

2017年9月27日

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調査を終えて仙台港に入港した日新丸

 2017年度北西太平洋鯨類科学調査(NEWREP?NP)の沖合域調査が26日終了し、同日、調査母船・日新丸が仙台市の仙台港雷神埠頭に入港した。

 調査は国際捕鯨取締条約第8条に基づき、農林水産大臣の許可のもと、日本鯨類研究所が主体となり実施。日本沿岸域のミンククジラの精緻な捕獲枠算出と沖合のイワシクジラの妥当な捕獲枠算出を目的に行っている。

 今回調査は、6月14日から開始し、目標捕獲頭数のミンク43頭、イワシの134頭を捕獲した。また捕獲した個体の胃内容物のデータを収集したほか、非致死的調査として資源量推定などを目的とした目視調査とバイオプシー標本の採取などを実施。ミンク56群・61頭、イワシ320群・407頭を目視で確認。イワシ17頭のバイオプシーを採取した。

 入港式には藤瀬良弘日本鯨類研究所理事長、森英司共同船舶社長らが出席し、乗組員らをねぎらった。た船団の目視採集船の勇新丸と第3勇新丸は同日、山口・下関に入港した。[....]