JF漁青連が新規就業者交えて「仲間を増やそう」研修

2018年6月29日

課題を話し合う菅原会長(右端)と新規就業者ら青年部員たち

 JF全国漁青連は25日、東京・内神田のコープビルで、青年漁業者のための第2回ブラッシュアップ研修を開催した。テーマは「地域を引っ張る漁協青年部へ!?仲間を増やそう、次代へ繋ごう」。新規就業者の経験談に続き、全国の漁協青年部員が新規就業者を受け入れへの各浜の課題を話し合った。
 会社員だったが今は沿岸漁業者として活躍している神奈川・JF長井町漁協青年部の仲地慶祐さんとJF山口漁協青壮年部の茂呂居諭さんが自らの経験を語った。茂呂居さんは「自分が獲った分だけ収入になるのが魅力だが、天候に左右される日も多い」、「今後は相談して地元の食材を使って商品化したい。『ハモのつみれ』は来週末に協議会をする予定」と展望を語った。
 話し合いでは、新規就業者が地域に溶け込むために青年部ができることとして、交流会のほか、1か月体験事業を行うことなどが挙げられた。浜の人たちとのコミュニケーションには飲み会のほかに、LINEやフェイスブックといった交流サイト(SNS)ツールも挙げられた。
 研修を終えた菅原会長は「就業してなおかつ定着してもらう取り組みが必要だ。就業者側も教わる姿勢を忘れてはならない」と呼び掛けた。[....]