JF東町漁協・長島町・東海シープロがマダイ養殖連携

2018年11月6日

連携協定に調印した(左)から長元組合長、川添町長、望月社長

 鹿児島県北西部の長島町(川添健町長)と、養殖ブリで知られる同町のJF東町漁協(長元信男組合長)、東海澱粉?子会社の東海シープロ?(本社・福岡市、望月美宏社長)の3者は1日、マダイなどの種苗育成を核とする包括連携協定の調印式を行った。「長島生まれ長島育ちの魚を世界の食卓へ!」を合言葉にブランド化を図る考えで、東町漁協の加工・販売力を活用して海外販売にもつなげていく。マダイの生産体制が整えば、養殖ブリの生産も視野に入れている。
 年内に3者で協議会を立ち上げ、数年内には東町漁協を指定管理先として経営を委託し、養殖現場の実情に合った種苗生産を行う。東海シープロは飼料などの知識や育成管理の支援を行う。
 長元組合長は「タイの選抜育種も進めることで、より大きくなる魚種を作り出し漁業者に還元できるようにがんばりたい」と決意を新たにする。
 望月社長は「飼料の供給や東町漁協の子会社の?JFAへの出資などで関係を強化してきたが、今後はさらに関係性を深めたい」と方向性を示す。[....]