JF大津漁協(北茨城市)で外国人技能実習がスタート

2018年9月20日

勢揃いした第1期生。前列?から2人目が鈴木組合長

 JF大津漁協(茨城県北茨城市、鈴木將之組合長)が初めて取り組む外国人技能実習生受け入れ事業がスタートした。インドネシアからの14人の第1陣が来日。受け入れるまき網漁業船主らに迎えられ、8日に開講式が行われた。技術を習得、自国の立派な漁業指導者になるのと併せて乗り組む漁船に若い息吹、活力を吹き込んでもらう期待も込め、県下2番目の事業に漁業関係者も注目する。
 来日したのはインドネシア人14人。大中型まき網漁船7か統が所属、大津漁港は県を代表するまき網漁業基地として知られ、サバの属人水揚げでは全国一の実績がある。サバ、イワシを対象とするまき網漁業は経営的にも安定している。問題は人手。高齢化が進み70歳代の乗組員もいる。地元水産高校卒業生の乗船勧誘活動などを行っているものの、乗組員確保は難しく今後に不安がある。
大津漁協が監理団体となって実習生を受け入れ、所属まき網漁業6社7か統が実習生の実習を行う。その第1期生14人がこのほど来日、事業がスタートした。
 18?21歳のフレッシュマンで、現地で教育を受けており、会う人ごとに大きな声で「こんにちは」とあいさつ。開講式で宣誓したリズ君は「しっかり勉強して、日本の素晴らしい漁業技術修得にがんばる」と力強く語った。[....]