2017年6月2日
宮城県産ギンザケの最高級ブランド「みやぎサーモン」が5月26日付で農林水産省の地理的表示保護制度(GI)に登録されたことを受け、申請・管理者のみやぎ銀ざけ振興協議会は6月1日、主要水揚げ港でGIマーク貼付品の流通開始を宣言した。
「みやぎサーモン」は統一ブランドとして昨シーズンから出荷が始められた。今期は県全体の生産量1万3000トンのうち、約3割が「みやぎサーモン」として出荷される。
「開始宣言」は石巻、女川、南三陸の3港が行い、石巻港では入札前の午前7時から協議会委員の須能邦雄石巻魚市場社長が「ブランド化に取り組んできた『みやぎサーモン』が念願のGI登録を果たした。優れた品質の証明であり、自信をもって売り込んでほしい」などと呼び掛けた。
石巻港には約7トンが上場。氷詰めされたスカイタンクにはGIマークが貼り付けられ、買受人らは「国輸入も含めて競争は激化の一途。GI登録は武器になる」などと歓迎し、熱視線を注いでいた。
5日には仙台市内のホテルで「みやぎサーモン」のGI登録をPRするイベントも開催する予定。[....]