<Profile>大櫛顕也ニチレイ社長/総合力を発揮

2019年4月4日

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「グループとして総合力発揮していきたい」と抱負を語る大櫛社長

 「ニチレイフーズ社長に就任してまだ2年しかたっていないのに、という思いがあった」。1日付のニチレイ社長就任の声に驚いた様子。「ここ数年事業構造の改革を進め、加工食品事業、低温物流事業を柱に各事業領域で確たるポジションを築いていったと思う。今後は激変する経営環境の変化に適応しながら、さらなる企業価値を向上させていくために、各事業の強みや経営資源を相互に活用することでグループとしての総合力を発揮していきたい」と抱負を話す。 

 九州大学農学部を卒業し1988年にニチレイに入社。商品本部長、事業統括部長を経て、常務執行役員などを歴任し、2017年4月にニチレイフーズの社長に就いた。自ら言及する「グループとしての総合力」はそれぞれの事業会社がもつ人材や設備、研究技術など経営資源を組み合わせることで、顧客の期待を超える新しいものを生み出す力のこと。

 今後は「トップメーカーとして恥ずかしくないような商品やサービスを出していきたい。4月1日に制定したグループビジョンにあるように成長にこだわり、失敗を恐れず挑戦し、働きがいのある職場をつくる」と将来展望を見据える。 [....]