<魚食にっぽん>[100] 記者座談会/あの手この手で魚食提案

2019年5月27日

100号の連載から漁食トレンドの変化もみえてくる

 2011年2月から毎月1回のペースで連載している「魚食(うぉーく)にっぽん」が、今回で100号に到達した。「水産業界人に向けた魚食普及ページ」をコンセプトに、魚の売り方や食べ方、広め方の提案をしている。創刊号から担当する記者4人の座談会で近年の魚食事情と今後を語る。

 ◇司会/印象に残る回は。

 ◆黒岩/煮魚や汁物とも違う調理「湯煮(33号)」は、当時レシピが広まっておらず、インターネットでこの記事を検索した人の多さに驚いた。

 ◆浮須/1分動画(79号)も、いいタイミングで活用できた。食トレンドから魚に関連付けたテーマだったが、定着していると感じる。「すしテレポーテーション」(90号)は続編も期待を。

 ◆本田/コンビニおにぎりに使うノリは、養殖法で大きく2種類ある(62号)ことが意外に知られていないと知り、ノリ担当記者として新たな気付きを得た。

 ◆八田/サブカルチャーやオタク文化から発展させた回は、いろいろな意味で反響があった。過去記事には一般メディアからの問い合わせも多い。常に話題の発信源になればという気概でやっている。[....]