<全国鯨フォーラムin東京>鯨食の歴史や取組を紹介

2019年11月1日

多くの出席者で盛り上がった全国鯨フォーラムフォーラム

 全国鯨フォーラム2019in東京(捕鯨を守る全国自治体連絡協議会主催、日本鯨類研究所・日本捕鯨協会協賛)が10月18日、東京・品川の東京海洋大学の楽水会館で開かれた。7月の商業捕鯨再開以来、初となる今回のフォーラムでは、日本の捕鯨業がこれまでたどってきた道のりや地域での取り組みについての基調講演、クジラを中心としたまちづくりをテーマとしたパネルディスカッション、捕鯨文化の日本遺産認定発起なども行われ、関係者は改めて捕鯨継承を確認し合った。

◆日本遺産認定を生かして/和歌山商工観光労働部県観光局・藏光良氏。 

和歌山県のクジラの歴史などを含めた「鯨とともに生きる」が2016年度に日本遺産に認定された。「鯨とともに生きる」は新宮市、那智勝浦町、太地町、串本町が対象エリア。今に受け継がれている捕鯨文化にまつわるストーリーとなっている。18年度からは地域の魅力を発信するフォトライターの育成なども図った。観光客数は15年度427万人から18年度は481万人に増加した。[....]