<企業ニュース>サバ製品今年も元気

2019年3月12日

和食産業展会場で「鯖ラーメン」「鯖Deli」 製品が紹介された。?が岩崎智子取締役

 サバ人気に支えられてメーカー各社の製品売り込み熱は依然熱い。各地の展示商談会にはサバ製品が多く登場、目を引いている。新製品、珍しい製品のお披露目もあり、サバ製品市場は賑やかだ。

 昨年、サバ加工品の新ジャンル製品として洋風のサバデリカテッセン「鯖Deli」を発売し注目を集めた岩清(岩崎清司社長)は、今年もサバを使った新商品を開発、5月から新発売する。

 「焼津 鯖ラーメン」。子供や魚が苦手な人にも食べやすく仕上げられており、「病みつきになります」というほどの自信作。サバのおいしさを日本から世界へ伝えていこうとのコンセプトも強烈にアピールする。ハラルフレンドリーにも対応できるという。

 焼津小川漁港に水揚げされるサバでサバ節を作り、粉末にして麺に練り込んだ「練りに練り、研究して開発した今までにない麺製品」(岩崎智子取締役)と自信をもってお披露目することにしている。

 焼津で創業以来百八十余年の歴史をもつ老舗のサバ加工業者。渾(こん)身の一杯と売り込む。

 水戸市の吉久保酒造(吉久保博之社長)は、日本・世界で初めてというサバ専用の日本酒「SABA de SHU(サバデシュ)」を昨年5月に発売、話題となっている。サバをもっとおいしく食べてもらおうとサバ食にぴったりの日本酒を開発した。[....]