86年ぶり改装の大丸心斎橋店本館、水産係飲食好調

2019年10月3日

人気の「魚BAR」

 86年ぶりにリニューアルオープンした大丸心斎橋店本館(大阪市中央区)は、多くの来店客が訪れて盛り上がりをみせている。訪日外国人客の来店も多い同店ならではのテナント導入や取り組みも多く目についた。水産関係でも著名な企業が多数入店し新時代の百貨店に即した見せ方、売り方、商品化を進め、消費者ニーズに応えた即食、簡便などの商品を提供し来店客から好評となっている。

 鮮魚や水産惣菜を販売する地下2階の?魚組(勝岡慶一社長)は、鮮魚売場に併設する形で新たに「魚くみ 魚BAR(うおバル)」を出店。13席のコの字型カウンターの中でプロの職人が手握りで本格寿司を提供する。魚屋ならではの高鮮度、高品質のネタの寿司がお手頃価格で食べられるとあって連日、満員御礼が続いている。人気なのは、級寿司種が使われる「握り寿司特選十貫」(税別2800円)や「特選八貫」(1800円)。高訪日外国人向けメニューも用意した。

 鮮魚売場も、静岡県産キンメダイ、北海道産生ミンククジラ、兵庫県産天然マダイなど各地からよりすぐりの水産物が並ぶ。[....]