19年水産物貿易/輸入回復、輸出は3年ぶりマイナス

2020年1月31日

 財務省が30日に発表した通関統計によると、日本が昨年輸入した水産物(ミールなど非食用水産物を含む)は246万6494トン、1兆7387億円となり、前年と比較して数量は4・4%伸長して240万トン台を回復したが、金額は2・2%減と伸び悩んだ。また、輸出は63万5292トン、2866億円と、最終的には前年の9割まで追い上げたが、近海魚の不漁などが響き3年ぶりのマイナスとなった。

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 輸入の主要品目では、柱のサケ・マスがチリ産の冷凍ギンザケやフィレー類の増加で、前年を2・3%上回って25万トンを超えたほか、冷凍エビはアマエビ系が減少したものの全体では前年並みの15万トン台半ばをキープ。[....]