齋藤農林水産大臣が会見/輸出振興に意欲

2017年11月17日

 農林水産省の齋藤健大臣は15日、東京・内幸町の日本記者クラブで会見し、これまでの農政改革を振り返るとともに「林業と水産業の改革が次の農林水産省の仕事。日本の森林や水産資源はもっと活用できる」と断言。水産業の改革を進めていく姿勢を明確に打ち出した。

 水産に関する具体的な中身には触れなかったが、生産所得の向上に向け農業分野では輸出振興と流通・加工における付加価値の向上を挙げた。特に輸出では「これから本格的な人口減少社会を迎え、文字通り『人の口』が減る。一方で海外の日本産食材は人気が高まっており、海外を攻めるのが一つの方法」と説明。多角的に輸出振興を加速させる考えを示した。[....]