鳥取で500万円史上最高値、日本海ズワイガニ漁解禁

2019年11月8日

大阪中央卸売市場本場の初セリで仲卸業者に次々とセリ落とされるズワイガニ

 日本海沿岸の1府6県で6日にズワイガニ漁が解禁され、各地で初水揚げがあった。兵庫・浜坂では「松葉ガニ」に前年の3倍の一尾300万円の値が付いた。水揚げ状況はまちまちだったが、メスガニが若干減る傾向がみられた。漁期はオスガニが来年3月20日まで、メスガニが年内いっぱい。

 このうち、鳥取港では7日、県のトップブランド「五輝星(いつきぼし)」に認定されたズワイガニが500万円でセリ落とされた。昨年、史上最高値を記録した200万円をさらに上回る。認定を受けたのは5尾で、うち甲羅幅146ミリ、重さ約1・2キロのものが最高値を付けた。

大阪市中央卸売市場本場では7日午前5時過ぎからズワイガニ(ボイル)の初セリが行われた。水揚げは兵庫県の津居山、柴山、香住、浜坂の各漁港。入荷量は松葉ガニ(オス)が合計109尾・100キロ。メスが950ケース・約1・9トン。一尾当たりの相場は、オスが3万円から8000円、メスが2500円から500円。うおいちは「初日は水揚量が少なく浜高となった。昨年と比べてやや小さく高めとなった」と話した。[....]