養殖高度化を支える/ファームチョイスの挑戦?

2020年1月21日

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ブリの養殖イケスに自社餌を給餌

 日本水産は現在、養殖事業の高度化のために魚種の充実・差別化、生産基盤の安定による養殖事業の強化を図っている。ファームチョイス?(内山義弘社長)が2019年、熊本の福吉魚類?と?ブリミーから資産を譲り受けたことで、ブリ、本マグロに加え、マダイなどの養殖、加工魚種の拡大を進めることになった。

 また、日本水産は異業種との協働による養殖技術の進化や加工技術による付加価値商品を拡大しているが、魚の自発的摂餌行動を利用した独自の給餌システム「アクアリンガル®」を弓ヶ浜水産?(境港)の養殖ギンザケの導入に次いで、ファームチョイスの養殖ブリに現在、試験的な導入を行っている。ブリは激しい性格もあって、サケのように安定的な自動給餌が難しいとされ、ブリ用の調整を進めている。[....]