養殖トラフグ2割減、中国産・冷凍在庫も減少

2019年8月23日

 フグの消費シーズンを目前に控え、今季の供給量が前年よりも2割近く少なくなる見通しとなっている。昨年まで潤沢にあった冷凍在庫が今年は少なく、中国産の供給も少ないとされ全体的に需給はタイト。相場も強含んできている。20日に東京・豊洲で開かれたふぐサミットで関係者が明らかにした。

 全海水が今年3月末に実施した調査によると、養殖トラフグの在池尾数は410万尾で、前年同期よりも17%ほど少ない。今年の出荷のメインサイズである2年魚は369万尾で11・5%減になっている[....]