青森・深浦町でサーモン養殖振興へ23日にフォーラム

2018年1月11日

 青森県深浦町と日本サーモンファーム?は23日、深浦町役場町民文化ホールで「サーモンフォーラム2018」を開催する。青森県が事業主体となって現在行っている海面養殖試験は、昨年6月に「日本サーモンファーム」(?オカムラ食品工業と?ホリエイが共同出資、本社・深浦町黒崎)が稚魚から幼魚まで育てるサーモン中間育成場を完成させ、この幼魚を提供して取り組む。

 深浦町では16年1?2月に内水面研究所(青森県産業技術センター)から発眼卵を入手し、約500グラムに育成し幼魚を昨年1月から北金ヶ沢漁港の静穏域に設けたイケスに1万尾、深浦港のイケスに4000尾をそれぞれ収容し養殖。JF新深浦町漁協やJF深浦漁協などが漁業権の取得に向け調整中。日本サーモンファームは資材提供や技術指導、環境モニタリング、肉質評価を支援する。

 将来的にはブランド化を目指し、生産量も計画通りいけば1000トンを超える規模にする予定。

 23日のフォーラムでは水産庁増殖推進部の伊佐広己栽培養殖課長(11日付で異動)が「日本におけるサーモン養殖の現状と展望について」(仮題)基調講演。オカムラ食品工業の岡村恒一社長が「国際的なサーモン市場と北日本におけるサーモン養殖の可能性について」情報提供する。[....]