長崎発旨い本マグロまつり/品評会、質高い養殖マグロ

2017年12月22日

鮮やかなグラデーションのマログロが出品、色を見る審査員の目も真剣だ

 第6回「長崎発旨い本まぐろ祭り」(長崎県まぐろ養殖協議会主催)が8、9日の両日開催された。認知が高まり、県内各海区から自慢のマグロが出品、品評会と、解体ショー、即売会などが行われた。

 品評会は8日、市内のセントヒル長崎で開催。金子産業、JF五島漁協、勝栄水産、双日ツナファーム鷹島、海生水産と大分県の西南水産の合計6社・団体。サイズは45?55キロと指定した。

 10人の専門審査委員による審査では、眼鏡を外してじっくりとのぞき込み、光の当たり具合を見るために皿を回し、醤油をつけずに食べ比べるシーンが見受けられた。一般審査委員はメディア関係者ら7人が参加。「どれもおいしくて困る」と笑みがこぼれ、和やかな雰囲気で食べ比べていた。

 宮原審査委員長は講評で出品されたマグロの品質について「差はあまりなかった」と高いレベルの闘いだったと評した。出品数が6件と少なかった点については「県外からの出品を1つといわず、数を増やしたらもっと話題になる」と大規模開催へ期待を寄せた。[....]