那覇市をマグロのメッカに、沖縄県が拠点産地に認定

2018年7月17日

漁業や流通関係者が出席した拠点産地認定証交付式

 沖縄県は那覇市をマグロ類の拠点産地に認定、12日に県庁で認定証交付式を行った。マグロ類の拠点産地指定は糸満市に次いで2件目となる。水産物全体ではすでに海ぶどうやモズク、クルマエビなどで11件の拠点産地が認定されており、今回が12件目。
 交付式には県、那覇市、関係漁協、流通業界関係者が出席。島尻勝広県農林水産部長から城間幹子那覇市長に認定証が手渡された。島尻部長は「この認定を契機として、那覇市がさらに安全・安心でおいしいマグロ類の安定供給に努めていただくことを期待する」とあいさつ。城間市長は「マグロ類は市魚にもなっている重要な産物。認定の重みをしっかり受け止め、ご期待に応えていきたい」と語った。
 那覇市には県内最大の水産物卸売市場「泊魚市場」があり、同市場は県内マグロ類全体水揚げのほぼ半分を受け入れる県内最大のマグロ類拠点産地。クロマグロやメバチ、キハダ、ビンナガなどが年間4839トン(2015年属人・沖縄農林水産統計年報)水揚げされている[....]