道秋サケ近年最低の不漁、300億円割れの恐れ

2019年11月18日

北海道が14日に発表した道内秋サケ漁獲速報によると、10日現在の全道の漁獲尾数は前年同期比27%減の1477万尾となった。前年からさらに遅れをとり、前年の“7割漁”の様相。すでに漁は終息気配で、不漁だった2017年をも下回り、近年最低で終わる可能性が濃厚となっている。

 11月上旬(1?10日)の漁獲尾数は前年同期比51%減の43万尾と、10月下旬に続き前年の半分以下に沈んだ。

 えりも以東の西部地区や日本海の南部地区など、地区によっては前年の漁獲ペースを上回るところもあったが、全体でみると振るわなかった。[....]