通関統計/輸入(8月)新物の買付け失速、リスク回避で金額減少

2019年9月30日

財務省が27日に発表した8月の通関統計によると、水産物の輸入は19万3499トン、1322億6019万円で、前年の同じ月を数量で1・1%下回ったほか、金額は12・7%もの大幅減少となった。昨年暮れから続いていた数量の増加は途切れ、単価の下落で金額は失速した。急ブレーキがかかったのは、主要3品目のサケ・マス類や冷凍エビ、マグロ類が減少、米国産スケソウスリ身、塩イクラや冷凍鮭卵、冷凍ニシンなど主力となる品目で少なからず落ち込みがみられたのが響いた。

「輸入通関実績(8月)」本紙参照[....]