通関統計(4月)/輸入は円安でリスク拡大、輸出は回復速度を増す

2013年5月31日

 財務省が30日に発表した4月の通関統計によると、水産物の輸入は引き続き減少し、逆に輸出はさらに回復速度を増した。為替が円安傾向を強めたのを契機に、輸入と輸出で明暗を分けた。

【輸入】
 水産物国際流通協議会によると、4月の輸入実績は23万7449?、1378億8600万円で、前年と同じ月に比べ数量9・3%、金額6・6%ともに減少した。前3月は2割以上の記録的な減少となり、それとの比較では減少率は改善したものの、昨年11月以来、各月1?2割前後の減少が続いており、円安の影響が直撃している。

(「輸入通関実績・主要品目2013年4月」本紙参照)[....]