豊洲開場10日に決定、新市場協で知事安全宣言を確約

2017年11月8日

協議会の冒頭であいさつする東京都の村松都市場長

 東京都と築地市場の業界団体で構成する新市場建設協議会が6日、同市場内の都講堂で開かれ小池百合子知事が豊洲市場の安全宣言の確約を示したことを受け、業界側が求めていた豊洲市場への移転時期を2018年10月中旬とすることに合意した。開場日の決定は業界団体内の意見集約が間に合わないとして、10日の次回協議会に持ち越した。

 築地市場協会(伊藤裕康会長)が豊洲市場開場日決定の絶対条件として都に要望していた「知事の安全宣言」は、同日付で小池都知事が協議会には欠席したものの「安全面での状況が整った段階で「安全・安心な市場であることについて、私から発信する」の確約を文書により回答した。

 伊藤会長は協議会終了後、小池知事の回答について「『もう一歩踏み込んで』という気持ちはあるが、発言できるぎりぎりまで表現していただいた」と、一定の理解を示した。開場日は連休直後の大安である10月11日など具体的な日程も事前に協議されており「改めて意見をまとめる」と語った。[....]