豊洲市場、春夏展示会は例年通りも、新型肺炎で今後に懸念

2020年2月20日

クリックで画像を大きく表示します

展示会では影響を感じさせなかったが…

 東都水産、中央魚類、大都魚類、築地魚市場、第一水産、丸千千代田水産の豊洲卸6社は18日、東京・豊洲市場の7街区水産卸売場棟で春夏商品の合同展示会を開いた。展示会は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた様子はなく、例年並みの盛り上がりを見せた。市場関係者も「開催前は心配していたがお客さんも例年並みに来てくれている」と話す一方、今後の影響を懸念する声も多く聞かれた。

          ◇          ◇          ◇

 会場にはねり製品をはじめ、水産加工品や惣菜など各種加工品が所狭しと並んだ。

 ねり製品はスリ身の値上がりや物流費、各種製造費の上昇などもあり「新商品を積極的に出せる状況ではない」(ねり製品企業関係者)と紹介するアイテム数も絞られる傾向がみられた。一部商品を除き、製品値上げはほぼなし。[....]