自国産サバ・ニシン視察、アイルランド文化・遺産大臣

2019年3月19日

水産売場でアイリッシュシーフードをPRするマディガン大臣とカバナ大使

 来日していたアイルランドのジョセファ・マディガン文化・遺産・ゲール語圏大臣は17日、15?18日に同国産水産物のインストアプロモーションを行っていた都内のイオン品川シーサイド店を訪れ、自国産天然サバ、ニシン、アジなど水産製品の販売状況を視察した。

 ポール・カバナ駐日アイルランド大使らを伴ったマディガン大臣は、「アイルランドの新鮮で持続可能な水産物がこのように売場に並べられ、誇らしく思う。水揚げされた魚がこのような高品質な加工品になり20年以上、日本に出荷されていることを聞いたが、アイルランドのよさが前面に出ている。日本と欧州連合(EU)は今年2月に経済連携協定(EPA)が発効されたが、今後ますます日本とアイルランドとの貿易関係の発展を期待している」と述べた。店頭ではみりん干のニシンを試食し、「とても甘くておいしかった」と感想も口にした。

 持続可能な水産物売場を展開するイオングループの松本金蔵イオンリテール水産商品部部長は「アイルランド産水産物はグループ14社でサバだけで約10億円の扱いがある。海洋管理協議会(MSC)認証のサバ、ニシンや脂の乗りがよいアジなど同国産は塩干品として人気が高い」と述べていた。[....]