築地最後の初セリ、ブランド継承し豊洲元年へスタート

2018年1月9日

築地最後の初セリに報道陣が殺到した

 東京・築地市場で5日、2018年の初セリが開かれた。豊洲市場の開場日が今年10月11日に正式決定し、築地市場では最後の初セリ。例年より多い44社もの報道陣が殺到する中、市場関係者は歴史ある築地ブランドを継承しつつ豊洲ブランドを築く決意を新たにし、「豊洲元年」のスタートを切った。
 卸売業者を代表して、第一水産の田口弘之社長は「住み慣れた築地も今年で最後になりそうだ。世界に冠たる築地ブランドを豊洲ブランドに変えるのは、築地市場で働く一人ひとりの責務だ」などと呼び掛けた。
 仲卸業者を代表して、東京築地魚市場大物業会の横田繁夫会長も「築地ブランドを継承しつつ、豊洲ブランドを築く責任がある。歴史的な節目に携われることを誇りに思い、皆さんと新たな1ページをつくっていきたい」と力強く語った。[....]