[920]第26回日・モロッコ漁業協議の結果について

2012年4月18日

去る1月31日から2月1日まで、東京において、2012年におけるわが国マグロ延縄漁船の操業条件などについてモロッコ側と協議が行われました。合意した結果をお伝えします。

日本とモロッコの漁業協議は、日・モロッコ漁業協定に基づき、毎年、モロッコ水域におけるわが国マグロ延縄漁船の操業条件などについて協議するため開催されており、今回で26回目になります。

今回の協議は、日本側より平石水産庁国際課海外漁業協力室長を代表に、水産庁および外務省の担当官、日本かつお・まぐろ漁業協同組合ほかが、モロッコ側よりアブデルジェッバール・ユセフィ農業・海洋漁業省次官を代表に、アブドルアヘッド・ベナブ同省協力・法務局長ほかが出席して行われました。

今回の協議において、日本側は、遠洋マグロ延縄漁業者の経営は魚価低迷や燃油価格高騰などにより依然として厳しい状況にあるため、漁業者への影響が大きくならないように、前年度と同水準の操業条件となるよう要請しました。これに対して、モロッコ側は、両国間の良好な関係から日本側の要請に理解を示し、次の通り、前年と同条件とすることで合意しました。

許可隻数枠:15隻(前年同)
ライセンス料:49,500ディルハム/隻/年(前年同)
入漁料:2,000米ドル/隻/年(前年同)

以上となっています。

(水産庁国際課)