空輸アトランやや調整局面

2013年6月10日

 ノルウェー生鮮アトランティックサーモンの出荷価格は、関係者によると、この1、2週間で若干緩んだ。需要と水揚げのバランスがやや崩れたことに加え、最近の為替の巻き戻しも影響しているとみられる。ただ、現地はバケーションシーズンを迎えて今後、再び水揚げが減っていく可能性があり、為替ポジションの大きな変化でもない限り、大幅な下方修正もないとみられる。

 空輸サーモンの主力となるノルウェー産の生鮮アトランは、成長の遅れや水揚げの前倒しなどで欧州需要に出荷が間に合わず、長期的に高値が続いている。

(「生鮮(空輸)アトランティックサーモンの主要国別輸入推移」本紙参照)[....]