2019年8月19日
秋に盛漁期を迎える主要魚種の来遊見通しは、全体的に低調となっている。マサバは小型主体で来遊が遅れ、サンマは資源量が非常に少なく不漁の兆し。スルメイカも4年連続の不漁が濃厚で、カツオも昨年を下回る来遊になりそうだ。唯一の明るい予測は、増加傾向の秋サケだけ。
秋サケ= 北海道の秋サケ来遊数は約3070万尾と前年を32%上回ると予想。5年魚が平年並みに回復するため、全体の来遊数は平成以降最低の2017年を底に引き続き増加傾向に向かう見通。
マサバ=潤沢な資源量と消費も伸びているマサバだが、小型サイズに著しい好転はない。もっぱらハイシーズン原料の確保に向けた漁場形成の時期に関心が集まる。
サンマ=資源量は数十年に一度の不漁だった17年に次ぐ少なさ。[....]