異物選別と大量生産を両立、カムサ商事の「シラス干一貫加工ライン」

2014年12月4日

全自動で除去率100%に近い

全自動で除去率100%に近い

 今秋、シラス干などの小魚乾燥製品に対するフグ稚魚混入の問題が顕在化し、異物除去の精度が業界の大きな関心事となった。

 だが、問題が過熱して以降も、カムサ商事の「シラス干一貫加工ライン」を導入していた企業は、すでに100%近い異物除去率を実現していたため、逆風の中で仕事を増やした。その競争力の源はどこに由来するのか。詳しく分析する。

 前浜の産地メーカーがシラス干などの小魚乾燥製品で十分利益をとるには、前浜で散発的に揚がる小魚類を機を見て大量に買い入れ、変色やムラのない状態で良質な製品として一気に加工できるかがカギになる。

 最近、フグ稚魚などの異物を高水準で判別できると、色彩に基づいて選別する機器などが一躍注目を浴びている。

釜揚げシラス、シラス干も高レベルで除去

 しかし、一度に判別できる数量が1時間100キロ未満にすぎないなど、高い異物除去率と引き換えに、小魚乾燥製品で大事になる生産性が犠牲になるケースがあった[....]