田中 宏尚氏(たなか・ひろひさ=元農林水産事務次官)

2011年4月19日

4月17日午前1時8分、敗血症のため死去。77歳。
通夜は21日午後6時から、告別式は22日午前11時から0時30分まで、いずれも東京都中央区築地の築地本願寺第二伝道会館(電話03?3541?1131)で行われる。
喪主は長男・潤(じゅん)氏。

田中氏は北海道出身。昭和31年に東京大学法学部卒業後、農林省に入省。官房長、林野庁長官を経て、63年1月から水産庁長官を務めたあと、平成元年7月から2年8月まで農林水産事務次官を歴任した。
退職後には、農業者年金基金理事長、農林漁業信用基金理事長、日本中央競馬会審査会会長などを務めた。田中氏はざっくばらんな人柄で、バランス感覚に優れた人物として多くの人に慕われていた。