焼津港で朝メシやセリ見学など「静岡DC」スタート

2019年4月9日

解凍ミナミマグロのセリを見学するDC参加者

 静岡県をPRする大型観光企画「静岡デスティネーションキャンペーン(C)」が1日から県内各地で始まった。そのいち押し企画となる「焼津港で『朝メシ』!『迫力のセリ見学とブランド焼津ミナミマグロ丼』‼」が5日早朝に初開催され、焼津市内から参加した12人が焼津魚市場で行われた解凍ミナミマグロの迫力あるセリと同魚の朝食を満喫した。

 県と各自治体、地元関係者、JRグループ、旅行会社が協力して4?6月に展開する。全国から県内に観光客を誘致して地域を活性化させることを狙いにしている。JF焼津漁協はキャンペーン期間中の火・金曜日に魚市場体験観光を企画。参加者は午前7時に集合、長靴に履き替えて同魚市場の解凍売場に入り、漁協職員の案内で7時30分から始まった解凍ミナミマグロのセリを見学した。

 売場に並んだ100本以上のミナミマグロの間を順番に移動しながら、セリ人を囲んで買受人が競って値付けをする姿は迫力満点。市場内に響く威勢のよい掛け声も重なって売場は独特の雰囲気に包まれ、思わず引き込まれてしまうほどの活気に、見学に参加した人は一様に満足した表情をみせた。

 セリ終了後には漁協会議室に移り、赤身や中トロ、大トロの刺身とネギトロのミナミマグロ尽くしの豪勢な朝食を楽しんだ。ツナ缶詰やオリジナルハンドタオルなどの土産も付いた。[....]