漁場が地球温暖化による海水温上昇で変化

2014年12月8日

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 地球温暖化による海水温の上昇で、サンマやサケの漁場が北偏化したり、日本海のスルメイカの漁場が沖合化することが分かった。4日に東京都内で開かれた温暖化による海洋や魚への影響をテーマにしたシンポジウム(農林水産省農林水産技術会議、水産総合研究センター共催)で報告された。

 最新のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書によると、何も対策をとらなかった場合、世界の海洋全体の平均表面水温は2100年までに3度C上昇。二酸化炭素濃度を安定化させた場合でも1・5度C上昇するとされている。日本周辺海域の表層水温も現時点ですでに、100年で約1度Cのペースで上がっているという。

 シンポジウムでは、近年の水温上昇と漁獲量の関係などを魚種ごとに解説しながら、温暖化がさらに進んだ場合の将来予測が示された。「温暖化は避けられない。私たちの生活や産業も変化しなければいけない」(和歌山大学の井伊博行教授)と、地球規模の問題に柔軟に対応していくことが確認[....]