気仙沼の魚を学校給食で、南山小で普及会が魚食授業

2019年10月15日

幹縄に枝縄を付ける様子を説明する男澤甲板長(中央)と臼井会長

 気仙沼の魚を学校給食に普及させる会(会長・臼井壯太朗臼福本店社長)は4日、東京・港区立南山小学校で5年生27人に食育授業を行った。

 臼井会長は宮城県気仙沼市の概要やマグロ漁業について説明し、遠洋マグロはえ縄漁船・第38昭福丸の男澤敏甲板長は動画を交え、マグロ漁の様子を紹介。洋上ではほとんど休みがなく、1年間で約45日しか陸上にいない生活に子供たちからは驚きの声が上がった。

 漁具の説明や防寒着の体験も行い、楽しみながらマグロ漁への理解を深めた。男澤甲板長は「大変だがやりがいがある。漁師が一生懸命獲った魚を残さずに食べてほしい」と語った。

 タブレット端末を使った授業も行われ、気仙沼の漁業とマグロについて理解を深めた。授業の最後には「メカジキのメンチコロッケ」が提供され、児童たちは気仙沼の味を堪能した。[....]