最優秀に「みちのく玉手箱」宮城「地産地消お弁当コン」

2018年11月8日

グランプリの「みちのく玉手箱」

 宮城県内の高校生による「地産地消お弁当コンテスト」の最終審査が3日、仙台市の宮城大学太白キャンパスで行われ、仙台白百合学園高チームの「みちのく玉手箱」が最優秀の県知事賞に輝いた。
 コンテストは県の主催で8回目。「県産食材の使用」「材料費500円以内」などを条件に、今年は9校から延べ34件の応募があった。会場には書類選考を突破した精鋭8組が集結。ホテルの料理長や大手食品メーカーの担当者ら5人の審査員らが見守る中、練習の成果とチームワークを発揮し、調理作業を効率よく分担したり、互いに声を掛け合ったりしながら、それぞれの弁当を作り上げた。
 こだわりや特徴をPRするプレゼンテーション審査も踏まえた結果、テーマに掲げた「地産地消」を体現した4組を表彰した。最優秀賞の「みちのく玉手箱」は気仙沼産のサンマを使った混ぜご飯に、亘理町のホッキ貝入りさつま揚げや石巻産パプリカのピクルスなど計4品のおかずを組み合わせた作品で、調理技術の高さ、味、見た目、多くの県産食材を取り入れたことなどが高く評価された。
 優秀賞3点は加美農業高校の「宮城の贅沢弁当」、いずれも仙台二華高校の「まめっ子みやぎ弁当」「ボリューム満点! 宮城いいとこどり弁当」がそれぞれ選ばれた。入賞作品は量販店やコンビニで商品化される予定となっている。[....]