早急に政府方針を、IWCブラジル総会の報告で

2018年10月9日

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あいさつする鈴木会長

 自民党捕鯨対策特別委員会(浜田靖一委員長)・捕鯨議員連盟(鈴木俊一会長)合同会議が5日、東京・永田町の党本部で行われ、9月にブラジルで開かれた国際捕鯨委員会(IWC)総会の結果が政府から報告された。総会に出席した浜田委員長、江島潔議員らからの報告も行われたあと、今後の基本方針について議員で協議。政府の対応の遅さへ不満が続出し、政府に早急に具体策を出すよう求めた。
 ブラジルの総会に出席した浜田委員長は「結果は想像通りだった。『商業捕鯨』という言葉だけですべてが否定されるので、もう何かを合意できるような場ではない。この会に正当性はあるのか、脱退を含めて考えるべきだ」としたうえで、「長年の状況から結果が分かっているうえ、総会が終わってすでに2週間がたっているのに政府はまだ方向性を示していないことが不満だ。もっと建設的な話をするつもりで開いたが、これでは会を開いた意味がない」と、方針を出さない政府にいら立ちを募らせ、「今後、外務省の取り組みが重要になる」と述べた。[....]