日本食品認定機構が発足、輸出向けHACCP促進へ

2020年2月13日

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「認定促進で輸出強化につなげたい」と話す久代理事長

 米国向けHACCPの認定を行う日本食品認定機構(JFCO)の理事長に就任した久代敏男マルハニチロホールディングス(現マルハニチロ)元社長らが10日、水産庁で設立会見を開いた。これまで大日本水産会が実施してきた対米HACCP認定の審査業務を引き継ぐ。今後は、欧州連合(EU)向けHACCP認定のための事前審査業務なども担う方針だ。

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 農林水産物・食品輸出促進法が昨年11月に成立したことを受け、農林水産省がHACCPなどの輸出に必要な認定を行う機関の登録を始める。日本食品認定機構は認定機関としての登録を目指す。登録には審査の実行能力と同時に、独立性や公平性を確保した組織であることが求められる。[....]