日本海ズワイ漁解禁、初日漁獲は前年上回り最高値更新

2017年11月9日

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兵庫・浜坂漁港での水揚げ

 日本海側の1府6県で6日、ズワイガニ漁が一斉解禁となり、各地で初水揚げがあった。兵庫や福井では県内最高値を更新。漁獲量はまとまり、平均相場では高安まちまちながら、好調な出足だった。

 兵庫県香住町で初セリに帰港したのは出漁した49隻中、43隻。最高値は柴山漁港で水揚げされた「松葉ガニ」(オス)で117万5990円(昨年33万円、浜坂漁港)。セコガニ(メス)は香住漁港水揚げの5700円(4670円、津居山漁港)だった。

 「越前がに」ブランドを抱える福井・越前町では35隻が入船し、午後5時からセリが行われた。3年目となる最高級ブランド「極(きわみ)」は重量1・65キロの1尾が県内最高値を更新する46万円(昨年37万円)を付けた。「越前がに」を含むオスは3000尾でやや減少し一尾46万?6000円、セイコガニ(メス)は大幅増の9万7000尾と加で一尾2000?500円だった。

 JFいしかわの金沢総合市場の初セリでは地元所属船22隻が水揚げを行ったほか、輪島・西海・加賀などの県内各地からの陸送品が初セリに臨んだ。ブランドの「加能ガニ」を含むオスは2310箱で最高値は一箱6万6000円(6万円)、「香箱ガニ」(メス)は4478箱(4463箱)と同じく微増で最高値は一箱2万8000円(2万7500円)と若干の上げだった。[....]