日本水産はARアカエビ販売を強化

2013年5月15日

 天然エビを大きく扱う日本水産では、試験操業中のアルゼンチン(AR)アカエビについて「今年の国内販売価格は上げざるを得ない環境にあるが、昨年以上の数量を取り扱っていきたい」(水産事業えび課鈴木正和課長)と話し、高値の流れにあっても今期も積極的に販売していく方針を示した。

 産地では北部チュブット州、南部サンタクルス州ともに14日まで試験操業が行われ、20日から本操業が始まると伝えられているが水揚量は少ない。

 2012年の総水揚量は7万9714トンで、11年の8万2763トンよりも3・6%減少したものの豊漁安値だったため、日本への輸入量は1万3395トンを記録した。[....]