日本一早い生さんま炭火焼き試食、宮城ゆりあげ港朝市

2018年8月29日

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焼き炉に陣取り、煙に目をこすりながらサンマを焼く来場者たち

 宮城県名取市閖上のゆりあげ港朝市で26日、“日本一早い”と銘打った名物イベント「生さんま炭火焼き無料試食会」が行われ、旬の味覚を楽しむ大勢の家族連れなどで賑わった。
 朝市だけにスタートは午前6時とかなり早め。それでもよそに先駆けた開催の効果で、開始前から長蛇の列ができる人気ぶりをみせた。一人1尾ずつ受け取ると、場内に設けられた焼き炉に陣取り、もうもうと立ち上る煙に目をこすりながら、懸命にあおいだり、裏返したりしていた。
 サンマは北海道産の特大サイズが合計2000尾提供され会場には季節の味わいを満喫するたくさんの笑顔があふれた。仙台市から家族5人で訪れた男性は「今年初サンマ。脂が乗っていて本当においしい。3人の子供もペロリと平らげた。最高のイベント」と声を弾ませた。
 イベントは今年で33回目。ゆりあげ港朝市協同組合が主催、地元の商工会と観光協会、仙台水産が協賛した。ゆりあげ港朝市は東日本大震災の津波で施設が全壊、内陸部のショッピングセンターに一時的に移転したが、5年前に現地営業を全面再開している。[....]