日かつ漁協、AI活用で効率操業へ

2020年3月16日

 漁業・養殖業復興支援事業の第31回中央協議会が12日、都内で開催された。日かつ漁協は漁業構造改革総合対策事業のマイルド版を活用し、既存の遠洋カツオ一本釣り漁船7隻で人工知能(AI)を導入した漁場予測システムを開発するプロジェクトを提出、委員の認定を受けた。若手漁労長の経験不足を補い、操業の効率化を目指す。

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 システムは、まず過去の海洋環境データと漁獲データをAIで学習させて相関関係を見いだして、一定の漁場予測モデルを開発する。ここに直近の海洋環境予報データを与え、応答した漁場予測を各船に配信、実際に操業を行い結果をAIに還元、AIで学習を繰り返して漁場探索の精度を上げていく。1年目はビンナガ、2年目からカツオ漁場を検証する。[....]