新型コロナ、水産業界を直撃

2020年3月23日

クリックで画像を大きく表示します

新型コロナのヒアリングを行った岩井水産部会長、?は浜田水産総合調査会長

 自民党水産部会(岩井茂樹部会長)と水産総合調査会(浜田靖一会長)は19日、党本部で合同会議を開催し、新型コロナウイルス感染拡大による影響について水産関係団体からヒアリングを行った。岩井部会長は「各分野で部会を開催し状況を把握し、26日の自民党の政調部会調査会で、即効策と中長期的対応を検討する材料としたい」と趣旨を語った。JF全漁連の岸宏会長は「漁業者の経営安定、金融支援を迅速に行ってほしい」、大日本水産会の白須敏朗会長は「われわれの使命である水産物の安定供給に支障が出ることがないよう各種支援措置を講じてほしい」と語り、新型コロナの影響が水産業界を直撃し、深刻な状態になっていると訴えた。

       ◇       ◇       ◇

 浜田会長は「今回の対応はこれまでの延長線ではなく、異次元の考え方で対処すべきだ。対策を実行するための予算確保と、各種基金はこういう非常時のためにあるのだから、基金の資金が足りないということはあってはならない」と非常事態との認識を示した。[....]